宝石の王様と呼ばれるダイヤモンド。こちらでは、素人ではわかりにくいカラットの調べ方について、事例を挙げながらわかりやすく解説しています。鑑定書がないまま自宅で眠っているダイヤモンドのカラットを知りたい方は、ぜひ参考にしてください。
ダイヤモンドでいう「カラット(ct)」とは、重量を示しています。1カラットあたり0.2gです。
カラットの語源は、かつて地中海やインドなどで採れた「いなご豆(学名Ceratonia Siliqua)」だと言われています。当時、いなご豆は1粒0.2gで、分銅代わりに使われていたことが由来となりました。
ダイヤモンドの大きさと重さは比例することがわかっています。つまり、体積を算出すればおのずと重さも判明するのです。
カラットを算出するためには、
深さ(mm)×直径(mm)×直径(mm)×0.0061=カラット
上記の式でほぼ成り立つと言われています。ダイヤモンドのテーブル(上部)からキューレット(底)までの深さが1mm、テーブルの直径が1mmだった場合、0.0061カラットになるという計算式です。
これをもとにしてダイヤモンドの高さと直径を当てはめれば、カラットが算出できます。
カラットは、100分の1までの精度で表されています。実際の重さは小数点から3桁までを計測し、3桁目は八捨九入で計算。
例えば、0.998カラットであれば表示は0.99カラットになり、0.999カラットであれば1.00カラットと表示されます。
また、カラット以下の単位は「ポイント」なので、1.20カラットは1カラット20ポイントという呼び方が正解です。ちなみに、0.25カラット以下のものはメレダイヤと呼ばれています。
深さ3.68×直径6.1×直径6.1×0.0061=0.83529008カラット
小数点以下の3桁目を八捨九入するので「0.83カラット」になります。
深さ4.28×直径7.1×直径7.1×0.0061=1.31610428カラット
小数点以下の3桁目を八捨九入するので「1.31カラット」になります。
深さ5.13×直径8.5×直径8.5×0.0061=2.26091925カラット
小数点以下の3桁目を八捨九入するので「2.26カラット」になります。
ダイヤモンドのカラットを知りたいのであれば、ダイヤモンドの専門家に聞くのが一番です。もし正確なカラット数を調べててほしいのであれば宝石鑑定機関を利用しましょう。ただし、鑑定をすることに費用が発生します。
もし売却を検討しているのであれば、宝石買取業者を利用しましょう。業者によっては、無料で査定、相談をしてくれるところもあります。ダイヤモンドの買取を強化している業者もあるので、タンスの肥やしになっているダイヤモンドの ジュエリーがあれば、一度査定に出してみることをおすすめします。
別ページではダイヤモンドのカラットごとの買取相場も紹介していますので確認してみてください。
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