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アレキサンドライトの買取相場や特徴について紹介します。実際の買取事例や高額買取につながるポイントもまとめているのでぜひ参考にしてみてくださいね。
アレキサンドライトの買取相場の目安をまとめました。ただし、アレキサンドライトの価格は市場の傾向に合わせて変動します。また、ジュエリーとしてのデザイン性やアレキサンドライトの産地、そのほか使われている貴金属・宝石類によって価格に差が出ます。下記の相場はあくまで目安として考えてくださいね。
Sランク=カラーチェンジ効果(変色性)がハッキリ分かる、彩度が高い、内包物がほとんどなく透明度が非常に高い
カラット | 買取価格(目安) |
---|---|
0.3カラット | 18,000円 |
0.5カラット | 54,000円 |
0.8カラット | 180,000円 |
1.0カラット | 360,000円 |
2.0カラット | 900,000円 |
3.0カラット | 1,800,000円 |
Aランク=カラーチェンジ効果(変色性)が見られる、彩度がやや高い、わずかな内包物しかなく透明度が高い
カラット | 買取価格(目安) |
---|---|
0.3カラット | 9,000円 |
0.5カラット | 36,000円 |
0.8カラット | 90,000円 |
1.0カラット | 180,000円 |
2.0カラット | 540,000円 |
3.0カラット | 900,000円 |
Bランク=カラーチェンジ効果(変色性)が弱い、内包物が見られる、わずかに濁っている
カラット | 買取価格(目安) |
---|---|
0.3カラット | 5,400円 |
0.5カラット | 18,000円 |
0.8カラット | 36,000円 |
1.0カラット | 90,000円 |
2.0カラット | 216,000円 |
3.0カラット | 360,000円 |
Cランク=カラーチェンジ効果(変色性)が見られない、内包物が目立つ位置にある、透明度がない
カラット | 買取価格(目安) |
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0.3カラット | 1,800円 |
0.5カラット | 5,400円 |
0.8カラット | 9,000円 |
1.0カラット | 18,000円 |
2.0カラット | 54,000円 |
3.0カラット | 180,000円 |
Dランク=カラーチェンジ効果(変色性)が見られない、内包物がかなり目立つ位置にある、かなり濁っている
カラット | 買取価格(目安) |
---|---|
0.3カラット | 180円 |
0.5カラット | 900円 |
0.8カラット | 900円 |
1.0カラット | 1,800円 |
2.0カラット | 5,400円 |
3.0カラット | 18,000円 |
実際のアレキサンドライトの買取事例を紹介します。アレキサンドライトはもともと産出量が少ないため、非常に高価な宝石として知られています。そして、深い青緑色から赤紫色へ変化する色の度合いが明確なほど高額買取が期待できます。
引用元:ドリーム公式サイト
(https://www.jbdream.jp/assessment/977/)
引用元:ドリーム公式サイト
(https://www.jbdream.jp/assessment/978/)
引用元:ドリーム公式サイト
(https://www.jbdream.jp/assessment/979/)
アレキサンドライトの最大の特徴は、色が変化する変色効果です。「カラーチェンジ」や「チェンジオブカラー」とも呼ばれ、色の変化がはっきりしているものほど、価値が高くなります。
また、アレキサンドライトは太陽光や蛍光灯の下では緑色、白熱灯の下では赤紫色に変色するのが一般的ですが、なかには青に近いほど鮮やかな緑色になったり、強い赤色に変色するアレキサンドライトもあります。まるで違う宝石のような青と赤の変色がみられれば、買取価格にもかなり期待できるでしょう。
アレキサンドライトはもともと内包物(インクルージョン)がほとんど含まれておらず、透明度が高い宝石です。重要なのはやはり色味や変色の度合いで、透明度が買取価格に大きく影響することはほぼありません。
とはいえ、もちろん透明度が高いほうが品質的には◎。また、石の中心に帯状に白い光が現れる「キャッツアイ効果」が見られるアレキサンドライトは希少価値が高く、比例して買取価格も高くなります。
基本的にブリリアントカットもしくはステップカット×パビリオンのミックスカットが用いられます。また、アレキサンドライトの変色性が最も際立ち、美しい多色性が見られるようにカットしなくてはなりません。カットの品質がアレキサンドライトの価値を大きく左右し、出来次第では変色効果が損なわれてしまう可能性もあります。
アレキサンドライトは世界的に産出量が減少しており、市場価格は高騰傾向にあります。とくに緑から赤への鮮やかな変色をするアレキサンドライトは希少価値があり、買取相場も高水準。それよりもさらに希少価値が高く、買取相場が高いのが「キャッツアイ効果」がみられるアレキサンドライトです。
キャッツアイ効果とは宝石の中心に白い線状の光があらわれること。まるで猫の目のように見えることから、その名がつけられています。アレキサンドライト以外の宝石でも見られる模様ですが、アレキサンドライトはとくに稀で、サイズが小さくても高値がつきます。大粒のサイズだと、宝石を展示する博物館ですら確保するのが難しいほど希少です。
もしキャッツアイ効果が現れたアレキサンドライトを持っている場合は、信頼できる鑑定士が在籍する専門業者で鑑定・買取してもらうのがおすすめです。
アレキサンドライトは流通の少ない宝石なので、これまで鑑定したことがないという買取店も存在します。売却を考えている方は、宝石の価値を見極めることができる宝石鑑定士が在籍している買取店で鑑定してもらいましょう。
色石の鑑定はプロでも難しいため、鑑別書がある場合は一緒に持ち込みましょう。鑑別書には宝石の種類や施されている加工などが記載されており、宝石の真贋を証明することが可能です。
鑑別書がない場合、業者側が宝石を販売するため新しく鑑別書を取ることがあり、そのぶんの経費を差し引いて見積もりを出す可能性があります。鑑別書を一緒に持ち込んでおけば、査定額がほんの少しアップするかもしれません。
購入時についていた箱や袋、鑑定書などが残っているとさらに高く評価してもらえる可能性があります。購入時と同じ包装状態で査定に出せればベストですね。
万が一手放すときのために、普段から丁寧に保管・お手入れしましょう。日常で使用する程度なら軽く水拭きをするだけでOK。汚れが目立つ場合は、柔らかい布に薄めた中性洗剤を含ませて優しく拭き取ってください。保管の際は、汚れが付かないようフタつきのジュエリーボックスに入れるのがおすすめです。
宝石の輝きが美しいほど、買取額も当然高くなっていきます。長年使用していたジュエリーは表面に汚れが付着している可能性が高いので、査定に出す前にやわらかいタオルで優しく汚れをふき取ってあげましょう。
業者によっては、買取価格10%アップなどのキャンペーンを行っていることも!タイミングがあえばぜひ利用したいところです。
アレキサンドライトは、和名で金緑石(きんりょくせき)または変彩金緑石(へんさいきんりょくせき)と呼ばれる宝石です。光の加減で色が変化するのが最大の特徴で、その神秘的な変色性は「神様のいたずら」とも称されます。
もともとは「クレソベリル」と呼ばれた鉱物の一種で、1830年に初めて発掘された際には色合いが似ているエメラルドだと勘違いされたんだとか。その後アレキサンドライトのカラーチェンジが発見され、価値がぐっと上がり、ロシア帝国皇帝のニコライ1世に献上されました。
現在でも産出量が少ないため市場に出回ることもあまりなく、希少価値が高い宝石です。
アレキサンドライトの大きな特徴は「色の変化」にあります。太陽のもとでは深い青緑色の輝きを放つアレキサンドライトですが、日暮れごろにローソクやランプなどの光をあてると赤紫色へと変化。この色が変化する性質を、変色効果やアレキサンドライト効果、カラーチェンジなどといいます。の色の変化がはっきりしているアレキサンドライトほど価値が高いと言われています。
変色のヒミツは、アレキサンドライトに含まれる「クロム」と呼ばれる成分にあります。クロムは黄色い光を吸収し、青緑色系・赤色系の光を反射する性質をもっています。太陽光や蛍光灯は青・緑・黄の波長が含まれますが、黄色と一部の青が吸収されるため、緑~青緑の反射・発色が最も強くなります。
同様に白熱灯には赤・橙・黄色の波長が含まれますが、黄色と一部の橙が吸収されるため、赤色系スペクトルの影響が最も強く、白熱灯のもとでは神秘的な赤色の輝きを魅せるのです。
初めてアレキサンドライトが産出されたのがロシア・ウラルです。1830年に初めて発見されて以来、たくさんのアレキサンドライトが採掘されました。
以前はたくさんのアレキサンドライトが産出されましたが、今ではそのほとんどを採り尽くしてしまったと言われるほど産出量が減っています。その希少価値の高さから、幻のロシアン・アレキサンドライトと呼ばれています。
ロシア・ウラル産のアレキサンドライトは、透明度が高く、また変色がはっきり見られるのが特徴。太陽光に当てると透けるような美しい緑色に、白熱灯の下では神秘的な赤色に変化します。
ブラジルで、ロシア産に匹敵するほどの美しさを誇るアレキサンドライトが発見されたのは1987年のこと。
ミナスジェライス州のエマチータで採掘されるアレキサンドライトは透明度や色彩の変化が優れていて、太陽光の下では青みが強いグリーンに、白熱電灯の下では赤紫にはっきり変化します
しかし争いによる軍事介入や鉱員による大量採掘が行われ、その結果鉱区が水没してしまったという話も。現在の産出量は少なく、ロシア産のアレキサンドライトと同様、幻と称されるほどです。
スリランカは、ブラジル同様にアレキサンドライトの全盛期を支えた産出国です。他の国で産出されるアレキサンドライトと比べて、サイズがやや大きいことが特徴です。
石そのもののカラーはやや黄色味を帯びた緑色。色彩の変化が少なく、とくに赤色の発色が淡いことで知られています。太陽光にあてると黄みを帯びた緑色に変化しますが、白熱灯にあてても赤色の発色が弱いため、淡い色合いにしかなりません。
カラーチェンジが魅力のアレキサンドライトとしては、どうしても価値が低くなってしまい、ほかの産地と比べると相場もリーズナブルです。
アレキサンドライトの新しい産出国として注目を浴びているのが、マダガスカルやタンザニア、そしてモザンビークです。アフリカ産のアレキサンドライトは川のそばなど湿った土地から採れるのが特徴です。手で川床を掘り、沖積層を掘り出すという方法で採掘されます。
沖積した土砂から採れるアレキサンドライトは、太陽光の下では上品なサファイアのような緑色に変化し、白熱電灯の下ではオダマキのような赤色に変化します。
アレキサンドライトは産出量が少なく、市場に出回ることも少ない宝石のため、高値がつきやすくなります。鑑定のポイントはアレキサンドライトの1番の特徴と言える変色性の強さです。ただ、色石は鑑定が難しいと言われており、流通が少ないアレキサンドライトはなおさら難しいでしょう。
そのためアレキサンドライトを高く売りたいなら、宝石の価値を正しく見極めることができる宝石鑑定士がいるお店で査定してもらうのが1番です。買取店によっては査定額に差が出ることもあるので、より高く買い取ってくれるお店を探してみてはいかがでしょうか。
『色が変わるキレイな宝石』と母が気に入って購入したアレキサンドライトの指輪をもらったんですが、私にはデザインが合わなくて。リフォームも検討したものの予算が合わず…持て余してしまうよりはと思って売ることにしました。なかには専門用語ばかりで素人の私にはなんのこっちゃ分からない説明をしてくる業者もいましたが、最終的には信頼できる店舗で買い取ってもらえました。
年齢を重ねるごとに身につける機会が減ってしまったので、売ることにしました。最初はネットオークションで売ろうかと考えていましたが、地方に住んでいても宅配買取なら手軽に査定してもらえると知り、アレキサンドライトが希少な宝石だと知っていたので、やっぱり専門業者に頼んだほうがいいかなと宅配買取を利用しました。
アレキサンドライトの指輪でしたが、サイズは小さく、デザインも古くて、あまり期待していませんでした。でも、査定は予想を大きく上回る結果に!サイズは小さめでしたが、希少価値の高いアレキサンドライトだったらしいです。素人にはよく分かりませんが、大満足しました。