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アメジストの買取相場

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アメジストの買取相場や査定のポイント、高く買い取ってもらうコツをまとめています。高額取引された事例も紹介しているのでぜひ参考にしてください。

アメジストの買取相場

アメジストの買取相場の目安を調査してみました。ただ、アメジストに明確な相場・基準はなく、買取店舗や市場の傾向によって査定額は変動します。こちらでは大きさ別にアメジストの相場を紹介していますが、ジュエリーとしてのデザイン性や形・テリ・カラーなどの評価、そのほか使われている貴金属・宝石類によって価格に差が出ます。下記の相場はあくまで目安として考えてくださいね。

※希少なアメジスト=色が濃く、カラット数・透明度が高いもの

内容 買取価格(目安)
一般的なアメジスト 2,000円~10,000円
希少なアメジスト 300,000円~400,000円

【査定額で比較】
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アメジストの買取事例

アメジストはクォーツ(水晶)に分類される宝石で、ルビーやエメラルドに比べると買取相場は低くなります。ル―ス(裸石)の場合、2,000~5,000円ほど、高くても10,000円程度にしかならないことがほとんど。アメジストを買い取ってもらうときは、アメジストそのものだけでなく、デザイン性やブランド、メレダイヤモンドなどの付属されている宝石が重要になってきます。

こちらでは宝石買取店のアメジストの買取事例を紹介。アメジストの買取価格の参考にしてください。

アメジストのワイドリング:買取価格2.4万円

アメジストの買取事例01_ワイドリング
引用元:リファスタ
(https://kinkaimasu.jp/result_detail/?id=9826)2019年11月時点

紫の色味がキレイに出ているアメジストのワイドリング。サイドはレースのようなデザインがあしらわれており、指先を美しく見せてくれます。アメジストの美しい透明感とデザイン性が評価され、脇石がないにもかかわらず2万円を超える査定となりました。

アメジストのブローチ:買取価格3.44万円

アメジストの買取事例02_アメジストのブローチ
引用元:リファスタ
(https://kinkaimasu.jp/result_detail/?id=9782)2019年11月時点

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やや高値となっているのは、ダイヤモンドの価値+デザイン性によるもの。また、K18イエローゴールドの地金分も買取価格にプラスされています。流れるような曲線とライン上に並べられたダイヤが美しいブローチです。

アメジストのネックレス(岩倉康二デザイン):買取価格7.5~11.3万円

アメジストの買取事例03_アメジストのネックレス
引用元:リファスタ
https://kinkaimasu.jp/actual_results_detail/?id=277689

日本を代表するジュエリーデザイナー・岩倉康二作のネックレス。トライアングルをモチーフにしており、脇石にはダイヤモンドがあしらわれています。アメジスト、ダイヤモンド、デザイン、ブランド…すべて高評価で、アメジストではなかなか見られない高額査定につながりました。

アメジストの査定・鑑定のポイント

色味の濃さが評価を左右する

アメジストの評価は、色味・カラーが重要なポイントです。価値が高いのは「ライラックカラー」と称される濃い紫色。色の濃さと比例して、買取価格も高くなっていきます。とはいえ、ルビーやエメラルドに比べると買取価格は安くなってしまうのが実際のところ。

アメジストのジュエリーを査定に出す場合は、アメジスト自体の品質だけでなく、ブランドやデザイン性、脇石に使用されている宝石、金やプラチナなどの素材…といったアメジスト以外のポイントも大切になります。

アメジスト高額で買い取ってもらうには

アメジストだけでなく総合的に評価してくれる買取店を選ぶ

アメジスト自体はそれほど高額な宝石ではありません。深く濃い紫色のアメジストや、色溜まりが見られるカラーバンドのアメジストなら高値で取引されますが、ほとんどのアメジストはほかの宝石と比べると安い値段で取引されます。

そのため、アメジストを高く売りたいなら「ブランド・デザイン・脇石(メレダイヤ)・地金」といった部分もきちんと評価して、査定価格にプラスしてくれる専門店がおすすめです。とくにメレダイヤがあしらわれている場合は、ダイヤモンドの査定も重要になってきます。アメジストの買取にお店よりも、ダイヤモンドの買取に強い買取店のほうが、実は高く売れるかもしれません。

ダイヤモンドを高く買い取ってくれる業者はこちら>>

宝石鑑定士に鑑定してもらう

色石の鑑定はプロでも難しいものです。売却を考えている方は、宝石の価値を見極めることができる宝石鑑定士が在籍している買取店で鑑定してもらいましょう。

鑑別書・鑑定書があれば一緒に持っていく

色石の品質評価はプロでも難しいため、鑑別書がある場合は一緒に持ち込みましょう。鑑別書には宝石の種類や施されている加工などが記載されており、宝石の真贋を証明することが可能です。

鑑別書がない場合、業者側が宝石を販売するため新しく鑑別書を取ることがあり、そのぶんの経費を差し引いて見積もりを出す可能性があります。鑑別書を一緒に持ち込んでおけば、査定額がほんの少しアップするかもしれません。

付属品を残しておく

購入時についていた箱や袋、鑑定書などが残っているとさらに高く評価してもらえる可能性があります。購入時と同じ包装状態で査定に出せればベストですね。

汚れを綺麗にしてから査定に出す

宝石の輝きが美しいほど、買取額も当然高くなっていきます。長年使用していたジュエリーは表面に汚れが付着している可能性が高いので、査定に出す前にやわらかいタオルで優しく汚れをふき取ってあげましょう。

キャンペーンを利用する

業者によっては、買取価格10%アップなどのキャンペーンを行っていることも!タイミングがあえばぜひ利用したいところです。

そもそもアメジストってどんな宝石?

アメジストは「クォーツ(水晶)」に分類される鉱物です。

アメジストという名前は、「酒に酔わない」と言うギリシャ語が由来。古代ギリシャでは魔よけや眠気ざまし、知性を磨くパワーストーンとして使用されていました。また、その色合いから知的さ、清廉さというイメージが付き、戦士が身を護るためのお守りとして着用していたそう。キリスト教においては、禁酒・禁欲を象徴する「司教の石」として聖職者が好んで身に着けたというエピソードがあります。

アメジストのカラー

クォーツのなかで紫がかった石をアメジストと呼びます。アメジストの特徴的な紫やピンクといった色合いは、微量の鉄分と自然界にある放射線が影響しています。紫以外のクォーツはほかの名前で呼ばれるため、カラーバリエーションは基本的に紫系統のみ。ルビーやエメラルドのようにさまざまなカラーがある宝石ではありません。

ただ、一言に紫と言ってもニュアンスのちがいはあり、灰色がかった紫、ピンクがかった紫などのアメジストもあります。また、アメジストは色ムラが多い宝石ですが、なかには色味が均一なものもあり、色ムラが少なく、全体的に深い紫色をしたアメジストが高評価されます。

色味がとくに美しいとされるウルグアイ産のアメジストのなかには、石のなかに濃い紫をした塊のようなものが入っている「色溜まり」があることも。「カラーバンド」とも呼ばれ、アメジストのなかではかなり高額で取引されています。

アメジストのインクルージョン

インクルージョンとは、宝石のなかに見られる内包物のこと。アメジストはほかの宝石と比べるとインクルージョンがやや多い宝石で、内包物は少なければ少ないほど良いとされています。

しかし、最近では合成によって作られたインクルージョンのないアメジストが多く出回っています。そのため、インクルージョンが入っていたほうが天然の確率が高いと、あえてインクルージョン入りのアメジストを探す人もいるそう。とはいえ、位置や大きさ、内包物自体の色次第ではアメジストの価値が損なわれてしまうこともあります。

アメジスト?アメシスト?名称のちがい

一般的にはアメ『ジ』ストと呼ばれていますが、宝石専門店に行くとアメ『シ』ストと紹介されていることも。どちらが正しいのか不思議に思ったことがある人もいるのではないでしょうか。

実は、日本ジュエリー協会・宝石鑑別団体協議会(AGL)が共同で発表した「色石等に関する定義および命名法」では、【宝石名 グリーンド・アメシスト】と紹介されており、公式的にはアメ『シ』ストのほうが正しいのです。

アメジストを買い取ってもらった人の体験談

「壊れたアメジストの指輪が、意外な高額査定に!」

友だちから貰ったアメジストの指輪をずっと大切に使ってきたんですが、先日壊れてしまい、修理店にも持ち込んだんですが直すのは難しいと言われ、諦めて売ることに。最初はフリーマーケットに出そうかと思っていたんですが、壊れたジュエリーでも買い取ってもらえる宝石買取店があると聞いて、持ち込んでみました。すると、快く買い取ってもらえたうえ、結構良い値段で売れたんです!とってもうれしかったです。

「正直に言えば、ちょっと残念…」

小さいアメジストがついた金の指輪などを4点売りました。宝飾店で買い取ってもらいましたが、アメジストや金のクオリティもそれほど良いものではなかったようで、4点で3万円という結果に。正直に言えばちょっと残念…。でも、理由を丁寧に説明していただき納得できたので即決で買い取ってもらいました。とにかく、値が付いただけでもよかったのかなと思います。

 

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