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珊瑚(サンゴ)の買取相場

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珊瑚の買取相場や特徴について紹介します。実際の買取事例や高額買取につながるポイントもまとめているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

珊瑚の買取相場

珊瑚の買取相場の目安をまとめました。ただし、珊瑚の価格は市場の傾向に合わせて変動します。また、ジュエリーとしてのデザイン性や珊瑚の産地、そのほか使われている貴金属・宝石類によって価格に差が出ます。下記の相場はあくまで目安として考えてくださいね。

参考ページ:福岡宝石市場 公式買取サイト(https://www.feelsogood.jp/colorstone_price/coral.html)

Sランクの珊瑚の買取相場

Sランク=色が濃い、深みのある赤色をしている、表面に穴や割れがない

大きさ 買取価格(目安)
7mm~8mm 10,000円
10mm 30,000円
12mm 100,000円
15mm 250,000円
18mm 350,000円
20mm 700,000円

Aランクの珊瑚の買取相場

Aランク=色がやや濃い、色が赤い、表面に穴や割れがほとんどない

大きさ 買取価格(目安)
7mm~8mm 5,000円
10mm 20,000円
12mm 50,000円
15mm 150,000円
18mm 200,000円
20mm 350,000円

Bランクの珊瑚の買取相場

Bランク=色の濃さが平均的、色が赤に近い、表面に小さな穴や割れがある、白っぽい斑点模様がわずかにある

大きさ 買取価格(目安)
7mm~8mm 3,000円
10mm 10,000円
12mm 20,000円
15mm 70,000円
18mm 120,000円
20mm 200,000円

Cランクの珊瑚の買取相場

Cランク=色が薄い、色がピンクに近い、表面に穴や割れがある、白っぽい斑点模様がある

大きさ 買取価格(目安)
7mm~8mm 1,000円
10mm 3,000円
12mm 5,000円
15mm 10,000円
18mm 30,000円
20mm 100,000円

Dランクの珊瑚の買取相場

Dランク=色がかなり薄い、色がピンク、表面に目立つ穴や割れがある、白っぽい斑点模様が目立つ

大きさ 買取価格(目安)
7mm~8mm 100円
10mm 500円
12mm 500円
15mm 1,000円
18mm 3,000円
20mm 10,000円

珊瑚の買取事例

珊瑚の買取事例をいくつか見てみましょう。珊瑚は色によって査定額に大きな差があり、桃、赤、血赤と色が濃くなるごとに価格がアップします。とくに血赤珊瑚は採取量が非常に少なく、たいへん貴重です。高額査定を目指すなら血赤珊瑚であることが最低条件になると言っても過言ではありません。

サンゴ リング

珊瑚の買取事例
引用元:ドリーム公式サイト
(https://www.jbdream.jp/assessment/974/)

事例参照元:ドリーム公式サイト(https://www.jbdream.jp/assessment/974/)

Pt900 11mmサンゴの指輪

珊瑚の買取事例
引用元:ドリーム公式サイト
(https://www.jbdream.jp/assessment/1607/)

事例参照元:ドリーム公式サイト(https://www.jbdream.jp/assessment/1607/)

Pt900 サンゴのリング

珊瑚の買取事例
引用元:ドリーム公式サイト
(https://www.jbdream.jp/assessment/1647/)

事例参照元:ドリーム公式サイト(https://www.jbdream.jp/assessment/1647/)

珊瑚の査定・鑑定のポイント

珊瑚は古くから宝飾品・嗜好品として愛されてきた宝石です。指輪やネックレス、ブローチなどさまざまなアクセサリーに加工されてきました。原木に彫刻をほどこした美術品も重宝されています。

国内需要も安定していますが、昨今は中国での需要が増加傾向。より高額で取引できるため中国市場に持ち込まれることが多くなり、採取量も減少もあいまって希少性が上がっています。

高額買取が期待できる「国産血赤珊瑚」

珊瑚のカラーバリエーションには白・桃・赤・血赤がありますが、最も市場価値が高いのが血赤珊瑚です。赤黒い血のような色をしているのが特徴で、世界でも高知県でしか採取できないと言われています。

成長速度が遅く、1年で大きくなるのはわずか0.15mm。大人の小指ほどの太さになるまでに50年もの歳月がかかります。そのため大きさのある血赤珊瑚はそれだけで貴重。非常に高値で取引されています。

赤、桃と色が薄くなるにつれて査定額はガクッと下落。ピンク色の珊瑚は置物になるような大きいものでないと高額買取は期待できません。

丸くてキズがないものが最良

形も評価の対象となり、最も人気なのが丸い珊瑚です。原木から綺麗な丸に加工するのが難しいため貴重とされており、楕円や雫型になると価値はややダウン。細長い珊瑚や特殊な形をしたものは、珊瑚の切れ端を加工してつくっている可能性が高く、値段がつきません。

形に加えて大きさが加わればさらに高額に。キズや色ムラ、ヒビ割れがなければ査定額にはかなり期待できます。

血赤珊瑚を売るなら信頼できる買取店で!

珊瑚の中でも宝飾品として高い価値があるのは血赤珊瑚ですが、その鑑定はわずかな色味の違いや色ムラを正確に判断しなくてはなりません。鑑定士によって評価に差が出てしまい、業者によって買取価格が大きく異なることもあります。

血赤珊瑚を高く売りたいなら、宝石の価値を正しく見極めることができる宝石鑑定士がいるお店で査定してもらうのが1番です。

そもそも珊瑚ってどんな宝石?

古くからジュエリーに用いられてきた珊瑚ですが、そもそも珊瑚が宝石だということを知らなかった…という人も多いのではないでしょうか。宝石と言っても、一般的な宝石のような鉱石ではなく、実際は珊瑚虫といわれる動物が形成する外殻物質で、貝殻に近い性質を持っています。

また、珊瑚は生命を守るパワーが強いとされ、ただの装飾品ではなくお守りとして使用されることも多いのが特徴。とくに、出産や船旅、不老長寿のお守りとして活用されています。

珊瑚の歴史と現在

珊瑚の歴史は古く、ローマ帝国の時代から宝石として親しまれてきました。

日本では琉球王国期に現在の沖縄で珊瑚が採掘され、加工したのちに中国へ輸出されていました。本州ではヨーロッパの地中海産の珊瑚を輸入し、貴族や大名のための装飾品として活用してきたそうです。

現在でも珊瑚の需要が高く、特に経済発展が目立つ東南アジアや中国の富裕層を中心としてその需要は拡大しています。しかし珊瑚の乱獲や地球温暖化の影響から採れる量が年々減っており、世界的に流通量が減少しているのが現状です。

珊瑚の種類

血赤珊瑚(赤珊瑚)

赤珊瑚の産地は日本近海である小笠原列島・五島列島・沖縄・奄美・宮古島などが代表的です。地中海でも採れますが、日本産の赤珊瑚のほうが大粒で良質だとされています。

高知で採れる赤珊瑚のなかでとくに濃い赤色を持った珊瑚は「血赤珊瑚」と呼ばれ、極めて高値で取引されています。

また、珊瑚は色ムラがないほど質が高く、日本産の場合は「フ」と呼ばれる白い筋のような模様がないものが最高級品として取引されています。

桃珊瑚

桃珊瑚とは、血赤珊瑚同様に日本近海で産出されるピンク色の珊瑚のこと。血赤珊瑚よりも深い水深200~500mの日本近海で採ることができます。桃色と一言に言っても色の幅はとても広く、赤に近いものから白っぽいものまで、ニュアンスの異なるさまざまなカラーバリエーションがあります。

基本的には血赤珊瑚のほうが価値が高いとされていますが、均一なピンク色の珊瑚は海外では「エンゼルスキン」、日本では「本ボケ」と呼ばれ、高い評価を得ています。

また桃珊瑚は珊瑚のなかでも粘り気が強く、彫刻がしやすいため、彫りが入った装飾品や彫刻物に使われるケースが多いようです。

白珊瑚

珊瑚と聞いて多くの人がイメージするのは、この白珊瑚のこと。主に沖縄近海や東シナ海、五島列島付近で採取されており、沖縄に旅行に行くとお土産品店などで見かけることも多いようです。

ほとんどの白珊瑚は真っ白というわけではなく、ほんのりピンクがかっていたりピンクの斑点模様があったりするのが特徴。なかには純白の白珊瑚もありますが、非常に希少で市場に出回ることはほとんどありません。

珊瑚の評価基準

珊瑚の色(カラー)

珊瑚の色の評価は、石の色・色ムラ・白濁・キズなどによってグレードが決定されます。グレードは大きく5つに分けられ、最も高い評価を受けるものをSランクとし、S>A>B>C>D、とグレード分けされます。最も高い珊瑚のグレードは5Sとされます。

赤色でグレードが高い珊瑚の色を「血赤」、それ以外のもの「赤」と呼んでいます。また珊瑚には深い赤色から薄いピンクまでさまざまな色味があり、深い赤や全体的に均一なピンク、また純白の珊瑚は価値が高くなります。

珊瑚の模様・キズ

珊瑚に入っている白い筋模様は「フ」と呼ばれ、珊瑚の骨のような部分です。また、年輪のような模様がある珊瑚もあります。

基本的に珊瑚をネックレスなどにする場合、この「フ」の部分に穴を開け、糸を通すことで、この模様を隠します。「フ」がほとんどない珊瑚は希少で価値も高くなりますが、そのような珊瑚はほとんどありません。「フ」が上手く隠れる位置にあり、また色ムラがなければ価値は十分高くなります。

また、珊瑚は海で採掘される自然の宝石。そのためキズや虫食いの跡、採取する際にできたヒビなど、外的要因によって傷ができやすすいです。これらがない珊瑚はより高値で取引される傾向にあります。

珊瑚の形(カット)

宝石はそのカット方法によって買取価格が異なります。珊瑚の場合、評価基準となるのは主に色や大きさ、キズの有無などですが、形も評価の基準の1つです。

1番価値が高いとされるのは真珠のように丸いボール型。真円に近ければ近いほど値段は高くなります。続いて「カボションカット」と言われる卵型のカット方法、そして水滴のような「ドロップカット」と続きます。残念ながらそれ以外のカット方法にはさほど価値はないとされています。

偽物の見極め方

近年では珊瑚の人気が高まっていることから、市場に多く偽物も出回るようになりました。

贋作を見極めるポイントは熱伝導の有無です。天然の珊瑚はほとんど熱を伝えませんが、偽物の場合はプラスチック製が多いため熱を伝えます。

また珊瑚の表面をじっくり見たとき、小さな穴が1つもなければ偽物の可能性が高くなります。本物の珊瑚にはサンゴ虫という虫が生息しているので、表面には小さな穴が開いています。表面がキレイで穴が1つもない…という場合は、逆に偽物かもしれないのです。

偽物かどうかを確実に見極めるためには、プロに鑑定してもらうのが1番。手元に本物かどうか分からない珊瑚がある、昔もらった珊瑚が出てきたが本物か分からない…という場合は、宝石鑑定士が在籍する買取店で確認してもらったほうが良いでしょう。もちろん、鑑定をお願いしたからといって必ず売る必要はないので安心してくださいね。

珊瑚を買取店で買い取ってもらった人の体験談

「赤珊瑚のリングを買い取ってもらいました」

以前沖縄に旅行に行った際に購入した赤珊瑚のリング。キレイな赤色で、とても高価だったことは覚えているんですが、今では飽きてしまい…売ることにしました。天然の珊瑚で希少だったらしく、予想外の値段で買い取ってもらえたので大満足です。

「まさか血赤珊瑚だったとは…」

知り合いからいただいた珊瑚の数珠ですが、使う機会がなくてずっと放置していました。軽い気持ちで買取店に査定に出してみたところ、貴重な血赤珊瑚だと判明。思いもしなかった高額査定がつき、本当にびっくりしました。テキトーなお店で売らなくて良かったと心から感じています。

「天然珊瑚の帯留めを手放しました」

「結婚したときに母からもらった珊瑚の帯留めが偶然出てきました。天然の珊瑚を使った、とても良い品物です。でも私たちには娘がいなくて、ほかにプレゼントしたい人もいなかったので手放すことに。珊瑚の買取実績が豊富なお店を探し、買い取ってもらいました。

 

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