カラーダイヤモンドの中でも人気の高いピンクダイヤモンド。ジュエリー全体を華やかに彩るメレダイヤとして使われることが多く、市場価値は右肩上がりの傾向にあります。
相場は1ct(VS2)あたり、200万円~300万円。もちろんダイヤモンドのグレードや色の濃さによって価格は異なりますが、上質なものであれば数百万円になるものも少なくありません。
ピンクダイヤモンドは色の濃さや出方によって価値が異なります。基本的に、色が濃く出ているものが価値が高くなり、白に近づくにつれて価値が低めに。しかし、色が濃くても、ブラウン系色味が入っている場合は、価値が低くなってしまうことも。単純なピンク一色で濃いものが高くなると考えましょう。
一定以上の品質が保たれているピンクダイヤモンドは「ファンシーピンク」と呼ばれ、その中でも最も高品質なものは「ファンシーヴィヴィッド」と分類されます。
色味で分けると、価値が高いのは通常の「ピンク」と、紫がかった「パープリッシュピンク」。少し価値が下がってしまうのは茶色がかった「ブラウニッシュピンク」と、オレンジがかった「オレンジッシュピンク」です。
ピンクダイヤモンドは無色透明なダイヤモンドと比べると0.1%しか産出されていない希少なダイヤモンドです。ピンクダイヤが産出される山は世界中にあるわけではなく、オーストラリアのアーガイル鉱山のみです。アフリカの鉱山でも産出はできますが、高品質なダイヤモンドとなると他にはありません。
一部の山でしか取れないという点でも希少価値を高めていますが、さらに近年この山での産出が閉鎖となってしまいました。今後市場に出回るピンクダイヤモンドが増えないため、さらに希少価値が高まっている状態と言えます。
人工処理によって通常の無色透明のダイヤモンドにピンクの色付けを行うこともできます。しかし、その価値は通常のダイヤモンドと変わらず、天然物と比べると価値は大きく下がります。自分のダイヤモンドが天然物か人工なのかはよく調べておくとよいでしょう。
天然物から人工物かを調べるのは素人では難しいものです。宝石の取り扱い専門店であれば、ピンクダイヤモンドが天然物かどうかの判断を適切に行ってくれる可能性があるため、不安がある方は、一度相談してみると良いでしょう。
希少価値の高い天然のピンクダイヤを使ったネックレスです。小ぶりのピンクダイヤモンドですが、非常に鮮やかなキレイな状態であったため高額買取に。中央にピンクダイヤが輝き、周囲をメレダイヤモンドが敷き詰められているデザインは、指にはめれば目立つこと間違いなし。
濃い色のピンクダイヤが中央で輝くデザインの指輪です。星形にメレダイヤモンドが散りばめられており、個性が光るスタイルになっています。質の高いピンクダイヤモンドとメレダイヤモンドのため通常の買取価格よりも高めの提示になっているようです。
やや小さめのピンクダイヤモンドですが、綺麗なピンク色という点もプラス評価され査定額がアップしています。また周囲のメレダイヤモンドも質の高いものとのこと。それもプラス査定の理由でしょう。主張しすぎないデザインのものの、オリジナル感が伝わってくるネックレスです。
ソーティングと呼ばれる簡易鑑定書も付属しているため、上質なファンシーピンクダイヤモンドだと一目で判断できます。天然のピンクダイヤモンドは、同グレードの無色ダイヤモンドよりも希少性が高いため、このような高額査定が実現できたのでしょう。
希少性の高いファンシーパープリッシュピンクダイヤを中央にあしらったリングです。パープル色が強めのピンクダイヤモンドですが、小粒でありながら輝きが美しいダイヤモンドになっています。またデザイン性にも優れており、中央にピンクダイヤモンド、左右に透明なダイヤモンドを配置する定番のスタイル。デザイン性やダイヤモンドの希少性、輝きなどを踏まえ、高額査定になっているようです。
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