公開日: |更新日:
3カラットのダイヤモンドの買取価格相場は、100万~800万円程度です。相場に幅がある理由としてはダイヤモンドの価値はカラットだけで決まらず、カラー(色味)・クラリティ(透明度)・カット(輝き)を含めた総合評価で判断されるため。無色透明で美しい輝きを持つ最高品質のダイヤモンドなら、買取価格が1,000万円を超える可能性もあるようです。
一方で品質の悪いダイヤモンドだと、希少性の高い3カラットでも相場の100万円に満たないこともあります。
高額買取を期待できる3カラットのダイヤモンドですが、実際にはどのぐらいの金額で買取が行なわれているのか、買取事例を調査してみました。
●買取価格:3,300,000円
●ジャンル:リング
●ダイヤモンドのカラット数:3.41ct
●品位:Pt900
シンプルなリングでも手元を華やかにしてくれるのは、まばゆい輝きを持つ大粒の3カラットならでは。鑑定書なしで持ち込まれたリングですが、ダイヤモンドの価値を見極められる常駐の鑑定士がいたことで、300万超の買取価格を実現しています。
●買取価格:2,104,500円
●ジャンル:リング
●ダイヤモンドのカラット数:3.100ct
●品位:Pt900
中央宝石研究所が発行した鑑定書と一緒に持ち込まれたダイヤモンドリング。ダイヤモンドの透明度を表すクラリティのグレードはSI1とあまり高くなかったものの、カラット数の大きさと全体的にキレイな状態だったことで、買取店の上限に近い200万円台の買取価格が付いています。
●買取価格:1,306,000円
●ジャンル:ネックレス
●ダイヤモンドのカラット数:3.03ct
●品位:Pt900/850
ダイヤモンドの中に黒色の内包物が確認できたものの、そこまで目立つものではなく、希少性の高い3カラットのダイヤモンドというのもあって100万超の買取価格がついた事例。通常は色のついた内包物があると査定金額に影響するため、内包物が目立つ大きさだった場合は100万を切っていた可能性があります。
●買取価格:5,258,000円
●ジャンル:リング
●ダイヤモンドのカラット数:ピンクダイヤモンド3.323ct/メレダイヤ計1.13ct
●品位:Pt900
ダイヤモンドは一般的に無色透明であるほど高く評価されますが、ピンクダイヤモンドはファンシーカラーと呼ばれ、特に高額で取引される希少性の高い石です。さらに今回の買取事例のピンクダイヤモンドは透明度を表すクラリティのグレードもVVS2と高いため、希少価値と相まってピンクダイヤモンドだけで520万円の評価がついています。
●買取価格:800,000円
●ジャンル:リング
●ダイヤモンドのカラット数:3.03ct
●品位:PT900/K18
ダイヤモンドの評価基準として代表的な4Cのほかに、蛍光性という項目が鑑定書に記載されていることがあります。蛍光性とは、紫外線やX線などをダイヤモンドに当てたときに現れる発光色のこと。蛍光性は5段階に分類され、今回の買取事例のダイヤモンドは最も蛍光性の強い「Very Strong」という評価を受けています。
宝石研究の権威であるGIA(米国宝石学会)では、「ほとんどのダイヤモンドにおいて蛍光の強度が外観に大きな影響を及ぼすことはない」としていますが、「Medium」「Strong」「Very Strong」と評価されたダイヤモンドは、相場が下がるのが一般的です。買取事例のダイヤモンドも蛍光性の強さがネックになりましたが、カラットの大きさやクラリティのグレードの高さから80万円という買取価格がついています。
蛍光性をどう見るかは店舗によって異なるため、蛍光性の強いダイヤモンドを売る際は複数の店舗で見積もりを依頼することをおすすめします。
●買取価格:2,313,000円
●ジャンル:リング
●ダイヤモンドのカラット数:3.175ct
●品位:Pt900
鑑定書と一緒に持ち込まれたダイヤモンドリング。古い鑑定書だったのでカットグレードの記載がなく、買取店での査定によりカットはGood相当と評価。カラーやクラリティも現在の鑑定基準で見直しても鑑定書と同じグレードだったため、200万円超の高額買取を実現しました。グレードが落ちていた場合、100万円を切っていた可能性もあります。
●買取価格:1,650,000円
●ジャンル:リング
●ダイヤモンドのカラット数:3.02ct
●品位:Pt900
鑑定書と一緒に持ち込まれたラウンドブリリアントカットのダイヤモンドリング。古い鑑定書だったので現在の基準ではカラーグレードが下がる可能性があったものの、鑑定書と同じEランクと評価が出ています。透明度を表すクラリティのグレードは高くないものの、SI1のなかでも内包物の少ないキレイな状態だったため、165万円での買取となりました。
●買取価格:540,000円
●ジャンル:ネクタイピン
●ダイヤモンドのカラット数:3.02ct
●品位:Pt900
3カラットもの大粒なダイヤをネクタイピンに使った高級感あふれる品物。土台にはダイヤモンドとの相性が良いプラチナが使用され、ダイヤモンドの輝きをより高めています。普段使いできるようなアイテムではなく、着用機会があまりないことから売却を決めたとのこと。依頼主の希望額をもとに査定を行なわれ、54万円で買取が成立しています。
●買取価格:940,000円
●ジャンル:リング
●ダイヤモンドのカラット数:3.15ct
●品位:記載なし
上からだとスクエアに近い形に見え、一般的なラウンドカットとはまた違った印象を与えるエメラルドカットのダイヤモンドリング。リングの中央には存在感のある3.15カラットものダイヤモンドがあしらわれているほか、3連リングにもメレダイヤが散りばめられており、手元を華やかに演出してくれます。査定額94万円のうち90万円は、中央のダイヤモンドにつけられた価格です。
●買取価格:1,500,000円
●ジャンル:リング
●ダイヤモンドのカラット数:3.01ct
●品位:記載なし
縦長の楕円形が特徴のオーバルカットを施したダイヤモンドリング。ダイヤモンドの品質は4Cを基準に評価されますが、オーバルカットのようなファンシーカットにはカットグレードが付きません。それにより査定で不利になることもあるものの、今回のダイヤモンドはクラリティの評価が高かったことで150万円での買取を実現しています。
ドリームの信頼査定
・鑑定士常駐
・鑑定歴20年の老舗 (2003年~)
・目の前で査定
宝石の買取査定例
ココ山岡 1.0ct |
1.5ct |
2.15ct |
ピンクダイヤモンド |
|
---|---|---|---|---|
買取価格 |
¥320,000 | ¥950,000 | ¥1,200,000 | ¥700,000 |
新橋駅からすぐの老舗宝石買取店「ドリーム」では、米国宝石学協会認定の鑑定士が迎えてくれます。査定は無料で、懐かしい指輪も思い出のネックレスも大切に評価。
箱がなくても、デザインが古くても、価値を見出してくれる安心感。急な出費もその場で現金化できます。宝石の価値も、人の心も大切にするドリーム、あなたの宝物を次の輝くステージへと導きます。
ドリームはとりわけダイヤモンド買取に強みを持つ宝石買取店です。その要因が、宝石鑑定士資格のなかでも4Cやグレードを考案した鑑定機関であるGIA JAPAN【GG】(米国宝石学協会認定)の資格を持つ鑑定士がいるから。0.1カラットからでもしっかりと値段をつけてくれます。
鑑定士が目の前で査定します
来店での買取以外にも、宅配買取や出張買取にも対応。宅配買取は全国OKで、宅配キットや送料は無料。振込手数料やキャンセルにも無料で対応してくれます。東京23区と川崎市、市川市近郊の人限定となる出張買取では、その場で査定から現金の支払いまで行ってくれます。
所在地 | 東京都港区新橋3-19-2 西口加藤ビル1F |
---|---|
アクセス | 各線 新橋駅より徒歩1分 |
定休日 | 日曜、祝日 |
3カラットダイヤモンドの鑑定書・保証書が手元に残っていれば、一緒に持ち込みましょう。鑑定書・保証書があれば鑑定士の目利きに評価が左右されることがなく、さらに産地の価値などが上乗せされることで高価買取につながる可能性が高まります。
鑑定書のなかでも米国宝石学会(GIA)や中央宝石研究所(CGL)が発行しているものが、特に信頼度の高い鑑定書です。
鑑定書・保証書がなくても買い取ってはもらえますが、鑑定士によっては本来の価値より低めの査定を提示される可能性があるため、お店選びは慎重に行ないましょう。お店選びの基準としては、宝石の価値をしっかりと見極められる国際資格を持った鑑定士が在籍しているかどうかが重要なポイントになります。
査定での印象を良くするためには、事前にダイヤモンドのお手入れをしておくことも大切です。ほとんど汚れがなければ柔らかい布や専用のクロスなどで優しく拭いてあげるだけで構いません。汚れが少し目立つときは中性洗剤をぬるま湯で薄め、柔らかいブラシで優しく洗うと落ちやすくなります。このとき強くこすり過ぎないように注意しましょう。
また、将来的な買取で満足いく査定額をつけてもらうためにも、普段のお手入れが重要になってきます。使用後に柔らかい布で拭く、水仕事やお風呂のときは外す、使わないときはジュエリーボックスで保管する、など日頃から取り扱いに気をつけておくとダイヤモンドの美しい輝きをキープすることができます。
より良い条件で買い取ってもらうなら、買取に出すタイミングも重要です。ダイヤモンドの買取価格はドル円の為替レートの影響を大きく受け、円安相場のときに買取価格が高くなる傾向にあります。そのため、買取に出すなら円安の時期が狙い目です。また、買取相場を公開している店舗もあるので、そちらも合わせてチェックしておくと良いでしょう。
カラット(Carat)はダイヤモンドの価値を決める国際基準の4Cの1つで、「宝石の重さ」を表す単位のことです。国際基準で1カラットは0.2gと決められており、小数点2桁(鑑定機関によっては小数点3桁)まで表記されます。
重さが増すほどダイヤモンドのサイズが大きくなるため、カラット数=サイズの大きさと思われがち。実際は、同じカラット数のダイヤモンドでもカットの方法や質の違いなどで、サイズが異なる場合もあります。
ダイヤモンドは大きいサイズになるほど光を反射しやすいため、3カラットともなるとかなりの華やかさがあります。婚約指輪に使われるダイヤの平均が0.3カラットくらいなので、その10倍と考えるとインパクトは抜群です。
その存在感ゆえにかなり目立ってしまうため、普段使いというよりは記念日の食事やパーティーなどの特別なシーン向き。手元を華やかに演出してくれ、ドレスアップ姿がより引き立ちます。
カットの方法や質によっても変わってきますが、3カラットのダイヤモンドの平均的な大きさは直径約9.3mm、高さ約5.6mmです。ダイヤモンドとしては大粒で、指輪の場合はかなりの存在感があり、誰が見ても大きいと感じるサイズ。
1円玉(直径20mm)の半分に近い大きさなので、1円玉を指にあててみると3カラットのダイヤモンドの大きさをイメージしやすいかもしれません。
1カラット=0.2gなので、3カラットのダイヤモンドの重さは0.6gになります。メレダイヤと一緒にあしらわれた指輪の場合、3カラットが単体のものではなく、総重量の可能性もあるので購入する際は注意が必要です。
また、カットの質が悪いと余分な重さがついてコストも無駄に高くなることがあるため、カットのグレードにもしっかりと目を向けておきましょう。
1カラット超のダイヤモンドは、「100万個に1個しかない」「約4トンのダイヤモンドの原石から1個取れるかどうか」、と言われるほど希少価値の高い宝石です。2カラット・3カラットの大粒のダイヤモンドともなると希少価値がさらに高く、その希少性ゆえに需要も増していることから、日本国内に入ってくる量も激減しています。
高級宝石店が建ち並ぶ銀座でも、2カラット以上のダイヤモンドを多く扱っているお店は少なく、3カラットともなると入手するのがかなり困難なほど。
また、2カラット以上のダイヤモンドはその大きさから不純物が目立ちやすく、ジュエリーとして使用できる美しいダイヤモンドはほんの一握りのみ。そのため、2カラット以上のダイヤモンドは高額で取引されています。
ダイヤモンドの価値は、米国宝石学会(GIA)によって定められた4Cで総合的に判断されます。4Cとは、カラット(Carat)、カラー(Color)、クラリティ(Clarity)、カット(Cut)の頭文字を取って名付けられたもので、ダイヤモンドの価値を決める国際基準です。希少な3カラットの大粒ダイヤモンドでも、ほかの項目のグレードが低いと買取額も下がってしまいます。
カラーは、ダイヤモンドの色を評価する基準のこと。ダイヤモンドはかすかに色のついているものがほとんどで、無色透明に近いものほど価値が高くなっていきます。
最も評価の高いグレードはDで、黄色味を増すごとにE、F、Gとグレードが低下。最も評価が低いのがZですが、Zより色味の強いピンクダイヤモンドやブラックダイヤモンドなどはファンシーカラーダイヤモンドと呼ばれ、希少なダイヤモンドとして扱われます。色の種類や濃さによっては、無色のダイヤモンドより高額で取引されることもあるようです。
クラリティは、ダイヤモンドの透明度を評価する基準です。ダイヤモンドは内部や表面に不純物などの内包物や傷がついているものが多く、それゆえに透明度の高いダイヤモンドは希少性から高額で取引されています。
クラリティの最高グレードはFL(フローレンス)で、次にIF(インターナリー・フローレス)となっており、市場になかなか出回らない価値の高いダイヤモンドです。婚約指輪によく使われるのはVVS、またはその下位のVSクラスになります。
カットは、4Cのなかで唯一人の手が加わることで評価が変わる項目です。ダイヤモンドの輝きやきらめきを決定づける重要な要素で、精巧かつ芸術的な職人技が必要になります。
カットのグレードで評価されるのは、プロポーション(カットの形状)、ポリッシュ(研磨の状態)、シンメトリー(対称性)の3つ。最高ランクのグレードはExcellentで、続いてVery Good、Good、Fair、Poorの5段階に分類されます。Excellentのなかでも特に優れているものは、「トリプルエクセレント」と呼ばれます。