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ガーネットの買取相場

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ガーネットの買取相場や特徴について紹介します。実際の買取事例や高額買取につながるポイントもまとめているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

デマントイドガーネットの買取相場

こちらではガーネットのなかでも特に高額で取引されているデマントイドガーネットの買取相場の目安をまとめています。ただし、デマントイドガーネットの価格は市場の傾向に合わせて変動します。また、ジュエリーとしてのデザイン性や使われている貴金属・宝石類によって価格に差が出ます。下記の相場はあくまで目安として考えてくださいね。

参考ページ:福岡宝石市場 公式買取サイト(https://www.feelsogood.jp/colorstone_price/demantoid-garnet.html)

Sランクのデマントイドガーネットの買取相場

Sランク=鮮やかな緑色をしている、明度・彩度が非常に高い、内包物がなく透明度が高い

カラット 買取価格(目安)
0.5カラット 20,000円
0.7カラット 60,000円
1.0カラット 200,000円
2.0カラット 400,000円
3.0カラット 1,000,000円

Aランクのデマントイドガーネットの買取相場

Aランク=緑色をしている、明度・彩度が高い、内包物が少なく透明度が高い

カラット 買取価格(目安)
0.5カラット 10,000円
0.7カラット 40,000円
1.0カラット 100,000円
2.0カラット 200,000円
3.0カラット 600,000円

Bランクのデマントイドガーネットの買取相場

Bランク=黄味の少ない緑色をしている、明度・彩度が平均的、内包物が目立たない

カラット 買取価格(目安)
0.5カラット 6,000円
0.7カラット 20,000円
1.0カラット 40,000円
2.0カラット 100,000円
3.0カラット 240,000円

Cランクのデマントイドガーネットの買取相場

Cランク=やや黄味のある緑色、明度・彩度がやや低い、内包物がある、透明度が低い

カラット 買取価格(目安)
0.5カラット 2,000円
0.7カラット 6,000円
1.0カラット 10,000円
2.0カラット 20,000円
3.0カラット 60,000円

Dランクのデマントイドガーネットの買取相場

Dランク=黄味のある緑色、明度・彩度が低い、内包物が目立つ位置にある、透明度が低く濁っている

カラット 買取価格(目安)
0.5カラット 200円
0.7カラット 1,000円
1.0カラット 1,000円
2.0カラット 2,000円
3.0カラット 6,000円

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ガーネットの買取事例

デマントイドガーネットリング

ガーネットの買取事例
引用元:色石BANK公式サイト
(https://iroishi-bank.jp/iroishi/garnet/demantoid-garnet/2085/)

事例参照元:色石BANK公式サイト(https://iroishi-bank.jp/iroishi/garnet/demantoid-garnet/2085/)

天然ロードライトガーネット

ガーネットの買取事例
引用元:色石BANK公式サイト
(https://iroishi-bank.jp/iroishi/garnet/rhodolite-garnet/6590/)

事例参照元:色石BANK公式サイト(https://iroishi-bank.jp/iroishi/garnet/rhodolite-garnet/6590/)

天然ロードライトガーネットブローチ

ガーネットの買取事例
引用元:色石BANK公式サイト
(https://iroishi-bank.jp/iroishi/garnet/rhodolite-garnet/8787/)

事例参照元:色石BANK公式サイト(https://iroishi-bank.jp/iroishi/garnet/rhodolite-garnet/8787/)

ガーネットの査定・鑑定のポイント

ガーネットの美しさを評価する項目には色の濃淡や透明度、模様のコントラストなどがありますが、とくに重要なのは色の種類です。ガーネットには深い赤色だけでなく、オレンジや黄色などさまざまなカラーバリエーションが存在します。

ガーネットのカラー

ガーネットと聞くと深い赤色の宝石をイメージする方がほとんどかもしれませんが、カラーは緑色系のほうが高く評価されやすい傾向にあります。

希少性の高いカラーは買取価格が大幅アップ!なかでも、美しいグリーンの色合いをしているデマントイドガーネットは、ガーネットの王様と呼ばれるほど評価が高く、市場相場も高額です。

そのほか紫色のロードライトガーネットやオレンジ色のマンダリンガーネット、エメラルドのような緑色のグリーンガーネット(ツァボライト)希少性が高いため、高額査定が期待できるでしょう。

ガーネットの透明度や色の濃淡について

ほかの宝石同様に透明度が優れているほうが高く評価されます。

色の濃淡については、民族や個人によって好みに違いがあるため「濃いほうがいい」「淡いほうがいい」といった明確な基準はありません。単純な色の濃淡よりも、色の濃淡によって浮かび上がるモザイク模様のコントラストの美しさが、ガーネットの評価を左右します。

赤のガーネットはあまり評価されない?

流通量の多い赤系のガーネットは安い、値が付かないかもしれない…と心配する人もいるかもしれませんが、赤系のガーネットは品質が高いものが多く、サイズが大きければ査定額にも期待できます。

色の濃淡は個人・人種によって好みが異なるので、どの明度のガーネットでも一定の需要が見込めます。赤系であってもカラット数が大きい・傷がない・透明度が高いなどの条件が揃っていれば、高額買取につながる可能性が高いのです。

ガーネットのカラーチェンジ

カラーチェンジとは、光の波長によって別の色に変化する性質のこと。カラーチェンジする宝石として代表的なのはアレキサンドライトですが、ガーネットにもカラーチェンジ効果がみられるものがあります。

アレキサンドライトほど鮮明に色が変わるわけではないものの、日光などの自然光にあてると青緑色に輝き、白熱灯の下では紫赤に変化します。

その美しさと希少性の高さから、通常のガーネットに比べると高額で取引されています。

ガーネットのスター効果

スター効果とは宝石に見られる光の現象の1つで、アステリズム効果や星彩効果とも呼ばれます。2~4本の光の筋が走り、まるで星のように見えることからその名が付けられました。ルビーをはじめ、サファイアやローズクォーツなどでスター効果が現れることがあり、通常のガーネットよりも高い値段がつけられます。

ガーネットを高額で買い取ってもらうには

宝石鑑定士に鑑定してもらう

色石の鑑定はプロでも難しいため、鑑定士によって評価が異なったり、買取店によって買取金額に大きな差が出たりすることも珍しくありません。ガーネットを売却するときは、宝石の価値を正しく見極められる『宝石鑑定士』の資格を持つスタッフがいる買取店で鑑定してもらいましょう。

鑑別書・鑑定書があれば一緒に持っていく

色石の鑑定はプロでも難しいため、鑑別書がある場合は一緒に持ち込みましょう。鑑別書には宝石の種類や施されている加工などが記載されており、宝石の真贋を証明することが可能です。

鑑別書がない場合、業者側が宝石を販売するため新しく鑑別書を取ることがあり、そのぶんの経費を差し引いて見積もりを出す可能性があります。鑑別書を一緒に持ち込んでおけば、査定額がほんの少しアップするかもしれません。

付属品を残しておく

購入時についていた箱や袋、鑑定書などが残っているとさらに高く評価してもらえる可能性があります。購入時と同じ包装状態で査定に出せればベストですね。

普段から保管方法やお手入れ方法に気をつける

万が一手放すときのために、普段から丁寧に保管・お手入れしましょう。日常で使用する程度なら軽く水拭きをするだけでOK。汚れが目立つ場合は、柔らかい布に薄めた中性洗剤を含ませて優しく拭き取ってください。保管の際は、汚れが付かないようフタつきのジュエリーボックスに入れるのがおすすめです。

汚れを綺麗にしてから査定に出す

宝石の輝きが美しいほど、買取額も当然高くなっていきます。長年使用していたジュエリーは表面に汚れが付着している可能性が高いので、査定に出す前にやわらかいタオルで優しく汚れをふき取ってあげましょう。

キャンペーンを利用する

業者によっては、買取価格10%アップなどのキャンペーンを行っていることも!タイミングがあえばぜひ利用したいところです。

そもそもガーネットってどんな宝石?

1月の誕生石として知られるガーネット。単一の石をあらわしているのではなく、14種類の鉱物の総称として「ガーネット」の名がついています。緑・オレンジなどのカラーバリエーションは40種類以上。主な産地として、スリランカやインドのラジャスタン州があります。

ジュエリーとして宝石を用いる際、ルビーやサファイアはより美しく輝かせるための加工処理が行われますが、ガーネットは原石を研磨するのみ。加工処理を行わずとも十分美しい輝きを放つ宝石です。

日本で流通している主な5種類

国内で人気の高いガーネットは5種類あります。とくに希少性が高いのは、ダイヤモンドのようなまばゆい輝きを放つ美しい緑色のデマントイドガーネットで、ガーネットの王様と呼ばれています。

続いて評価が高いのが、グリーンガーネット。硬度や屈折率が優れており、ジュエリーに加工しやすいのが特徴です。このように緑系のガーネットのほうが価値が高い傾向にありますが、国内ではオレンジがかった赤色の「スペサルタイトガーネット」も人気が高まっています。

一方、国内での流通が多いのは赤系のロードライトガーネットとアルマンディンガーネットですが、買取価格にはあまり期待できません。それぞれのガーネットについてもっと詳しく見ていきましょう。

デマントイドガーネット

ダイヤモンドのような美しいテリと、思わず見とれてしまうほど美しいグリーンの色合いが特徴的なデマントイドガーネット。ガーネットのなかで最も高い評価を受ける、まさにガーネットの王様です。光の分散度の高さが特徴で、ダイヤモンドを超えるほど優れています。

2002年までは流通量が非常に少なく珍品とも言われていましたが、新しい鉱脈が発見され、現在では市場にも出回るようになってきました。ただ希少な宝石であることには変わりがなく、現在でも高額で取引されています。

グリーンガーネット(ツァボライトガーネット)

デマントイドガーネットに次いで高い評価を受けるグリーンガーネット。エメラルドに似た透明度の高い緑色をしており、光の屈性率や高度も優れていて、宝石としても高品質です。

なかでもケニアのツァボ国立公園エリアで産出された「ツァボライト」と呼ばれるグリーンガーネットの評価が高く、高値が付きやすい傾向にあります。

スペサルタイトガーネット

近年日本で人気が高まっているのは、赤系のスペサルタイトガーネットです。含有成分によって色合いが異なり、オレンジからブラウンまで幅広い色合いがあります。オレンジが濃いほど価値は高くなり、茶色味が強いものは評価が下がってしまう可能性が。

明るいオレンジ色をしているものはマンダリンガーネットと呼ばれ、スペサルタイトガーネットのなかでも特に人気があり市場での需要も高くなっています。

アルマンダイトガーネット

ガーネットと聞いて多くの人が最初に思い浮かべる深紅の宝石がこの「アルマンダイトガーネット」です。美しい宝石ながら産出量が多いため相場が安く、日本でもたくさんのアルマンダイトガーネットが流通しています。透明度やテリが評価を左右するポイントで、これらが優れているものは最高級品として高く評価されます。

世界各地で採掘されますが、とくに代表的な産地はインドやブラジル。カラーは赤色以外にもオレンジや茶色などがあり、パープル系のアルマンダイトも発見されています。

ロードライトガーネット

ガーネットの主役とも言えるのが、流通量が多く需要も高い「ロードライトガーネット」。ロードライトには「バラの花のような」という意味があり、やや紫がかったワインレッドの美しい色合いが特徴です。

主な産地はタンザニアやマダガスカル、スリランカなど。とくにスリランカでは情熱的で美しいロードライトガーネットが採掘されることがあり、高額で取引されます。

ガーネットを買い取ってもらった人の体験談

「予想を上回る査定結果!大満足です」

私の誕生石(1月生まれ)ということで大切にしていたんですが、いろんな事情が重なって、ガーネットの宝石を買い取ってもらうことにしました。専門店のほうが高く買い取ってもらえるという話を聞いて、評判の良かったショップに持ち込んだところ、予想よりも高額の査定が付いてびっくりしました。手放すことについてはたくさん悩みましたが、結果的には満足しています。

「出張買取を利用しました」

宝石や金、着物など買い取っていただきたいものがたくさんあり、それらを持って都心まで行くのが面倒だったので出張査定を利用しました。着物はほとんど値がつきませんでしたが、宝飾類だけでも150万円ほどにはなりました。ダイヤモンドやエメラルドだけでなく、ガーネットのような宝石にもきちんと値段をつけていただけたのでよかったです。

「緑色のガーネットのほうが高いとは…」

ガーネットといえば赤!という知識しかなかったので、緑色のガーネットは大した値段にはならないだろうと思っていたのに査定額が高額で驚きました。鑑定士さんから「実は緑色やオレンジ色のほうが高くなりやすいんです」と言われて、またまたびっくり。いろいろ分かりやすく説明してもらえて、とても勉強になりました。

 

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