翡翠の買取事例や品質評価の基準、高額査定につながる査定ポイントをまとめました。売却を検討している方はぜひ参考にしてください。
翡翠をメインの宝石として中央にあしらった、総カラット数1.58ctのプラチナリング。翡翠独特のテリや色合い、周囲にあしらわれたメレダイヤによるデザイン性の2点が高く評価され、20万円という高額査定につながりました。
95.83ctという大振りな翡翠のネックレス。一般的に流通している翡翠のほとんどが10カラット未満ですが、こちらは約9.5倍もの大きさ。ただ、その分色ムラが目立ってしまい、カラーに関しては若干厳しい評価になってしまったそう。それでも10万円以上の値が付いています。
マットなグリーンの翡翠のまわりにメレダイヤをあしらったプラチナリング。翡翠はジェダイトに分類される種類で、大きさは24.91ctと大ぶり。カラー自体の評価はそれほど高くなかったそうですが、大きさと美しいテリ、そしてダイヤモンドの質の良さが評価されて高額査定となりました。
翡翠ときくと、緑色の石をイメージされる方が多いのではないでしょうか。もちろん、翡翠の代表的なカラーは緑色で、最も価値が高い色も濃い緑色とされています。
濃い緑色と並んで高く評価されるのは、真っ白な翡翠です。緑色の翡翠の次に採れやすい白翡翠は、純粋さや平穏の象徴ともされる鉱物で、癒し効果があるパワーストーンとしても人気です。
そのほか、ダイヤモンドにもさまざまな色味があるように、翡翠も赤や青、黒、紫といったさまざまなカラーが存在しています。
翡翠の品質評価では色と同じく、光沢も重要なポイントとなります。基本的に、天然の翡翠できれいな光沢があるのは珍しく、ほとんどの翡翠は人工的に光沢が美しくみえるよう加工が施されています。どれだけ光沢がキレイな翡翠でも、ワックスによる着色処理や加熱処理などによって引き出された光沢である可能性が高いため、購入時は注意するようにしましょう。
翡翠は値段が付きづらい宝石ですが、光沢が素晴らしい天然の翡翠は、翡翠の市場相場とは一線を画すような高値で取引されます。
宝石として使用できる翡翠(ジェダイト)の産地は、現在はミャンマーのみ。ミャンマーで採れた翡翠は、香港にわたって研磨が行われるのが一般的です。
翡翠が産出されるのはミャンマー1か国のみですので、供給が尽きることはないのかと疑問に感じる人もいらっしゃいますが、ミャンマーには無尽蔵ともいえるほどの翡翠が眠っています。今後しばらくのあいだも翡翠の採掘量が減ることはないでしょう。
また、産出量はごくわずかですが日本国内でも翡翠が採掘されています。有名な産地は新潟県の糸魚川エリア。産出量が少ないため、世界的な市場に出回ることはほとんどありませんが、産出地の一つです。
実は「翡翠」と一言に言っても、その種類はさまざま。なかには宝石としては扱われない翡翠もあります。宝石としてみなされるのは、翡翠輝石を50%以上含むことが条件。それをクリアした翡翠は「ジェダイト」と呼ばれます。翡翠輝石が50%未満のものは「ネフライト」と呼ばれ、宝石ではなく天然石として扱われ、主にパワーストーンとして用いられます。
「ジェダイト」と「ネフライト」を素人が見分けるのは困難ですが、光にあてたとき、透けて見える石の繊維が直角に交差しているものはジェダイトの可能性が高いそう。確実に調べたい場合は専門家に鑑定を依頼するのが一番です。
翡翠の評価のポイントとなるのはその色味です。最も価値が高いのは、ツヤがある澄んだ緑色の翡翠。こういった翡翠のことを「ロウカン(琅かん)」や「インペリアル・ジェード」といいます。また、白やラベンダーといった翡翠も高値が付きやすい傾向にあります。
天然の翡翠は光沢がないものが多く、基本的には着色処理や加熱処理によって光沢を与えています。加工を施した翡翠は色ツヤは美しくなるものの、透明度が損なわれる可能性も。加工の必要がない、天然で光沢がある翡翠は市場相場よりも高額な値で取引されます。
光沢があって透明度が高く、さらに、とろみがかったような翡翠独特の美しい色合いの翡翠が採掘されることはほとんどありません。そういった翡翠の場合、手に届かないような高値が付く可能性もあります。
翡翠は現在、日本国内ではなく中国で市場価値が上昇しています。その需要は今後も上昇する可能性が高いとされています。翡翠を高く売るなら、販売ルートを日本に限定している業者より、世界的なルートを駆使できる業者を選ぶと良いでしょう。
また日頃のお手入れ方法も知っておくのがおすすめ。基本的には柔らかい布で軽くふき取るだけで十分ですが、それでも汚れが目立ってしまう場合は少量の中性洗剤をぬるま湯にいれて翡翠を浸し、柔らかい歯ブラシなどでやさしく汚れを落としましょう。汚れを落としたあとはしっかり水洗いして、よく乾燥させてください。
汚れが目立っていると買取額が多少下がってしまう可能性もあるため、日頃のお手入れと持ち込み前の洗浄がおすすめです。
宝石が好きだった母が遺した形見のなかに、翡翠らしき指輪がありました。デザインが私には合わず、かといって放置してホコリをかぶってしまうのもなんでしたので、買い取ってもらうことに。最初に訪れた普通の買取店では安値しかつきませんでしたが、宝石専門の業者で鑑定してもらったところ、はるかに高い価格を付けてくれました。やはり専門店のほうが高値が付きやすいんですね。
我が家のタンスに眠ったたくさんの宝石…。このまま置いていても腐らせるだけだと思い、売ることにしました。宝石の種類もバラバラでしたが、翡翠っぽいジュエリーを見つけて、とりあえず翡翠の買取を強化していたお店を訪問。どれもデザインが古めかしい感じで、あまり期待はしていませんでしたが、一つひとつ丁寧に鑑定してくれて、きちんと価格をつけてもらいました。
以前親戚からいただいた翡翠の宝石が手元にあり、色も見た目もなかなかの美しさでしたが、着用する機会はほとんどなくて、愛着もそれほどなかったので売ることにしました。翡翠はそんなに高くない石だと知っていたので、数百円程度と予想していました。でも実際には予想を大きく上回る値がついてびっくり。思わぬ臨時収入に大満足しました。
宝石買取価格の真実
日経新聞にあった「価格差23倍も。宝石の買取価格はこんなに違う」を見て、本当にそんなに差が出るものなのか独自調査をすることに。向かったのは銀座・新橋にある7件の買取店。真実はいかに…
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