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パールの買取相場

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ここではパールの特徴や買取相場について説明しています。実際の買取事例や高額買取のポイントなどもまとめているのでぜひ参考にしてみてくださいね。

パールの特徴と価値

パールの大きな特徴は、その形と色。球体、楕円型など多くの形がありますが、そのなかでも真っ白な球体の真珠は「花珠」と呼ばれ、カットや研磨をしなくても美しい宝石として重宝されています。

白のほかにもゴールドやクリーム色、ピンク、黒などの色が存在しており、アコヤ貝や白蝶貝、黒蝶貝などから採取されます。天然ものではコンクパールなどコンク貝から採れるものも。

パールには透明度はほとんどありません。一般的に光沢があり「テリ」と呼ばれる光の干渉現象が起こります。「テリ」は査定の重要ポイントで、キレイなテリをもつパールほど高値がつきやすいようです。

もともと真珠は二枚貝や巻貝の内側に偶然に生まれたものですが、質・量を安定させるため100年以上前に「養殖真珠」がつくられました。養殖真珠は今や真珠のアクセサリーとして需要が高い品です。

一方で供給量が多いため、ほかの宝石と比べるとパールの買取相場は低く、買取値が付かないこともあるようです。

パールの査定・鑑定のポイント

パールの査定・鑑定ではサイズ・形・巻き・色・テリ・キズの6つの項目が重視されます。どのようなパールが高評価につながるのか見ていきましょう。

メレダイヤなどがあしらわれているものは高額

パールの周囲にメレダイヤや貴金属などがあしらわれており、デザイン性が高いアクセサリーは高額買取が期待できます。

パール専門店のミキモトや田崎などのブランド品も人気が高いため、意外なほど高い値段が付くケースも。上記で紹介した条件を満たしていなくても一緒にあしらわれている宝石やブランドによって高額買取が期待できるのです。

パールの買取相場

パールの買取相場の目安をまとめました。ただし、パールの価格は市場の傾向に合わせて変動します。また、ジュエリーとしてのデザイン性やパールの種類、形・テリ・カラーなどの評価、そのほか使われている貴金属・宝石類によって価格に差が出ます。下記の相場はあくまで目安として考えてくださいね。

参考ページ:モノ・ループHP(https://monoloop.jp/blog/976)

大きさ 買取価格(目安)
6.5mm~7mm ~3,000円
7mm~7.5mm ~5,000円
7.5mm~8mm ~25,000円
8mm~8.5mm ~30,000円
8.5mm~9mm ~45,000円
9mm~9.5mm ~70,000円

パールの買取事例

TASAKI真珠ネックレス

パールの買取事例
引用元:さすがや公式サイト
(https://sasugaya.jp/item/dia-jewerly/pearl/29702/)

2大国内ブランドであるTASAKIの真珠ネックレスの買取事例です。ブランド名が明記されたボックスも持ち込んだことで付加価値が上がり、ジュエリー単品での査定よりも良い結果に繋がりました。こちらのネックレスは5,000円での買取となっています。

事例参照元:さすがや公式サイト(https://sasugaya.jp/item/dia-jewerly/pearl/29702/)

K18パールリング

パールの買取事例
引用元:さすがや公式サイト
(https://sasugaya.jp/item/dia-jewerly/pearl/14578/)

白みの強いパールを4本の爪で留めたリング。マテリアルはK18で、白と金のコントラストが非常に美しいですね。買取価格は2万9,000円。全体的に目立ったキズや汚れもなく、相場よりも高い価格での買取を実現しています。

事例参照元:さすがや公式サイト(https://sasugaya.jp/item/dia-jewerly/pearl/14578/)

pt900 真珠 ネックレス

パールの買取事例
引用元:さすがや公式サイト
(https://sasugaya.jp/item/dia-jewerly/pearl/44074/)

Pt900を素材としたメレダイヤ付きのパールネックレス。チェーンや装飾が繊細で意匠性の高いジュエリーであったため、3万8,000円での買取となりました。パールの形は楕円形に近く、同じデザインでも真円に近いほど価値が高くなります。

事例参照元:さすがや公式サイト(https://sasugaya.jp/item/dia-jewerly/pearl/44074/)

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パールを高額で買い取ってもらうには

こまめにお手入れをする

パールのアクセサリーをより高額で売るには、保存状態が重要。パールは経年劣化しやすいため、放っておくと色や透明度が落ちてしまいます。きちんと手入れをしていないと、みるみるうちにキズが増えたり光沢が失われたりしてしまい、査定額が下がっていきます。特に光沢や「テリ」と呼ばれる光の干渉度は大きく査定に影響するので要注意。使ったあとは専用のクロスを使用して、汚れを優しく拭きとってあげましょう。

また、パールは非常に酸化しやすいため、紫外線にも注意しなくてはなりません。できるだけ暗い場所で、キズが付かないよう硬い貴金属とは別に管理するのがベストです。

汚れを綺麗にしてから査定に出す

宝石の輝きが美しいほど、買取額も当然高くなっていきます。長年使用していたジュエリーは表面に汚れが付着している可能性が高いので、査定に出す前にやわらかいタオルで優しく汚れをふき取ってあげましょう。

鑑別書・鑑定書があれば一緒に持っていく

鑑別書がある場合は一緒に持ち込みましょう。鑑別書には宝石の種類や施されている加工などが記載されており、宝石の真贋を証明することが可能です。

鑑別書がない場合、業者側が宝石を販売するため新しく鑑別書を取ることがあり、そのぶんの経費を差し引いて見積もりを出す可能性があります。鑑別書を一緒に持ち込んでおけば、査定額がほんの少しアップするかもしれません。

また、プロでも難しいパールの鑑定だからこそ「宝石の価値を正確に判断できる鑑定士」がいる買取ショップを選ぶことも大事なポイントの1つです。

付属品を残しておく

購入時についていた箱や袋、鑑定書などが残っているとさらに高く評価してもらえる可能性があります。購入時と同じ包装状態で査定に出せればベストですね。

キャンペーンを利用する

業者によっては、買取価格10%アップなどのキャンペーンを行っていることも!タイミングがあえばぜひ利用したいところです。

パールを売るなら信頼できる買取店へ

パールを高額で買い取ってもらいたいなら宝石の価値を適切に見極められる『鑑定士』が在籍している買取店で見てもらうのがおすすめです。公式サイトにパールの買取事例が掲載されているならそれもチェックしたいところですが、ない場合は宝石を高額で買い取ってくれるお店を選んだほうがよいでしょう。

 

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