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9月の誕生石として知られるサファイア。サファイアと聞くと青色の宝石を想像する人がほとんどだと思いますが、実はサファイアのカラーバリエーションは非常に豊富。ピンクや黄色といったファンシーカットのサファイアもあります。
このページではそんなサファイアの買取相場や高く買い取ってもらうためのポイント、買取店などをまとめています。
サファイアの買取相場の目安をまとめました。ただし、サファイアの価格は市場の傾向に合わせて変動します。また、ジュエリーとしてのデザイン性やサファイアの産地、そのほか使われている貴金属・宝石類によって価格に差が出ます。下記の相場はあくまで目安として考えてくださいね。
Sランク=色が濃い、内包物がない、透明度が非常に高い
カラット | 買取価格(目安) |
---|---|
1.0カラット | 15,000円~40,000円 |
2.0カラット | 45,000円~120,000円 |
3.0カラット | 75,000円~200,000円 |
5.0カラット | 300,000円~800,000円 |
10.0カラット | 750,000円~2,000,000円 |
Aランク=色がやや濃い、わずかな内包物しかない、透明度が高い
カラット | 買取価格(目安) |
---|---|
1.0カラット | 7,500円~20,000円 |
2.0カラット | 30,000円~80,000円 |
3.0カラット | 45,000円~120,000円 |
5.0カラット | 150,000円~400,000円 |
10.0カラット | 450,000円~1,200,000円 |
Bランク=色の濃さが平均的、インクルージョンが見られる、わずかに濁っている
カラット | 買取価格(目安) |
---|---|
1.0カラット | 4,500円~12,000円 |
2.0カラット | 15,000円~40,000円 |
3.0カラット | 30,000円~80,000円 |
5.0カラット | 75,000円~200,000円 |
10.0カラット | 225,000円~600,000円 |
Cランク=色が薄い、インクルージョンが目立つ位置にある、透明度がない
カラット | 買取価格(目安) |
---|---|
1.0カラット | 1,500円~4,000円 |
2.0カラット | 4,500円~12,000円 |
3.0カラット | 7,500円~20,000円 |
5.0カラット | 15,000円~40,000円 |
10.0カラット | 45,000円~120,000円 |
Dランク=色がかなり薄い、インクルージョンが目立つ位置にある、かなり濁っている
カラット | 買取価格(目安) |
---|---|
1.0カラット | 150円~400円 |
2.0カラット | 750円~2,000円 |
3.0カラット | 750円~2,000円 |
5.0カラット | 1,500円~4,000円 |
10.0カラット | 4,500円~12,000円 |
当サイトで紹介している東京の宝石買取ショップのなかから、公式サイトにサファイアの買取事例を掲載している店舗をリサーチ!宝石買取サービスの特徴、店舗の所在地、対応している買取方法をまとめています。
海外のブローカーとも連携し、より需要の高い国への販売ルートを確保することで、他社以上の高価買取を目指している買取専門店さすがや。宝石鑑別・ブランド品査定の研修を受けた鑑定士が常駐し、豊富な知識と経験をもとに査定にあたっているため、鑑別書や鑑定書のないサファイアの買取にも対応しています。
各店舗に宝石の買取経験が豊富な専門の鑑定士を配置しているほか、本部・専門機関との連携体制でスピーディーかつ正確な査定を叶えている買取オフ。鑑定士に大きな裁量が与えられており、価格交渉にも対応してもらえます。買取サービスを利用する前に大体の査定額を知りたいという場合は、LINEやメールでの事前査定がおすすめです。
raftelでは色石の買取に力を入れており、サファイアは高額査定の対象になります。サファイアの価値だけでなく、メレダイヤや地金もしっかりと査定して買取金額に反映してもらえるので、他店以上の査定額が提示される可能性あり。また、丁寧な接客と分かりやすい説明に取り組んでいるため、初めてでも利用しやすい買取店です。
サファイアを含む宝石の買取に強い色石BANK。高額・適正査定を実現できるように日米宝石鑑別センター監修の社内資格制度を導入し、社員の専門能力の向上に取り組んでいるのが特徴。さらに自社でリカット・再研磨が可能な工房を持っているほか、幅広い販路を確保しているため、キズや欠けのある宝石でも高価買取を期待できます。
派手な広告宣伝は打たない、店舗は家賃の安い場所に構えるなど、徹底したコストカットを行なって1円でも高い買取につなげているブランドファン。米国宝石学会から認められた鑑定士が査定にあたっており、宝石の価値をしっかりと見極めながら適正な査定額の提示に取り組んでいます。国内外に幅広い販路を確保しているのも、高価買取を実現している理由です。
宝石や地金の価値のほかに、デザイン性も含めたトータル評価で査定している買取本舗七福神。確かな鑑定力を強みにしており、他店で値段のつかなかったものでも高価買取を叶えた実績が多数あり。全店共通の買取価格基準を採用しているため、店舗によって査定金額に差がでる心配はありません。また、宅配買取でも店頭買取と同じ基準で査定してもらえます。
ハイジュエリーを中心に、月間約8,000点以上の商品を買い取っている買取専門店のバイセラジャパン。ジュエリー業界で10年以上の経験を積んだベテランの鑑定士が在籍しており、鑑定書や鑑別書のないサファイアの買取にも対応。国内外の豊富な市場データを生かし、宝石の価値をしっかりと買取価格に反映して高価買取へつなげています。
一流ホテルのような接客を目指し、全社員に接客マナー研修とセミナー受講を義務付けているブランド コンシェル。宝石の査定を行なえるのも、接客・査定力・鑑定力の実力をテストで認められた社員のみ。ほかのお客さんの目を気にせずに価格交渉の相談ができるように、買取の接客スペースが個室またはパーテーションで仕切られています。
ダイヤモンドの一大拠点であるインドに提携会社を持ち、国際相場での買取を実現しているゴールドプラザ。色石の買取も積極的に行なっており、国際相場での買取に取り組んでいます。鑑定書や鑑別書のないサファイアの買取にも対応していますが、専門の鑑定士が丁寧に査定して価値をしっかりと見極めているため、預かりになる可能性がある点は注意が必要です。
買取福助は、昭和30年創業の長い歴史を持つ老舗の買取専門店です。月間平均3万点以上の宝石を査定している宝石バイヤーが在籍し、鑑定歴20年以上の実績で養われた鑑定力と相場観を生かした査定を強みにしています。相見積もりも歓迎しているため、他店と比較して検討したい方にもおすすめ。ただし、買取方法は店頭買取のみとなります。
関東を中心に40店舗以上の直営店を運営しているワンダープライス。宝石の買取では、従業員の査定力を向上させるために社内資格制度や社内勉強会を実施。宝石の価値をしっかりと見極められる社員の育成に力を入れることで、高価買取へとつなげています。また、国内外に豊富な販路を確保しているのも、高価買取を可能にしている理由です。
ジュエルカフェは、全国に200店舗以上の直営店を展開している大手チェーンの買取店です。カフェのように気軽に立ち寄れる買取店を目指しており、女性スタッフを中心にきめ細やかな接客に力を入れていることから、女性客のリピーターが多いのも特徴。国内外にネットワークを持つ独自の販売ルートを確立しているため、高価買取を期待できます。
米国宝石学会から認められた鑑定士が在籍しており、豊富な知識や経験に基づく査定で高価買取に取り組んでいるマルカ。宝石学用機器も導入しているため、鑑定書や鑑別書のないサファイアでも買取が可能です。さらに、メンテナンス専門部署を社内に設けており、多少の傷みや汚れのある宝石の買取相談にも応じています。
ダイヤモンドの卸売業として1976年に設立し、長年の卸売業で培った知識と販売力を生かした買取事業を展開しているホウショウダイヤモンド。サファイアをはじめとした色石は鑑定する人によって査定金額にバラつきがでやすいため、社内独自の基準相場を設定。誰が査定しても適正価格を提示できるように取り組んでいる買取店です。
スタッフ全員が米国宝石学会または英国宝石協会の国際鑑定資格を所有し、さらに960時間以上の技術訓練を積んでいるパンサラッサ。宝石・貴金属に特化した買取を行なっており、確かな鑑定力と国際相場を考慮した査定で高価買取へとつなげています。1店舗のみですが、宅配買取にも対応しているので遠方に住んでいても相談が可能です。
全国に130店舗以上の買取専門店を展開している、なんぼやグループ。国際的な宝石鑑定資格を取得したスタッフが宝石の価値をしっかりと見極めて鑑定しているため、鑑別書のないサファイアの買取にも対応。また、国内外の価格変動情報の把握に取り組んでいるほか、販路を複数確保していることで、高額買取を実現しています。
買取店わかばでは海外にも独自の販路を確保しているため、国内よりも高い相場での買取を叶えています。宝石の価値をしっかりと見極められる鑑定士が在籍しているので、傷や汚れなどで他店から断られたサファイアでも買取が可能。また、安心して査定に出せるように、丁寧な接客に力を入れているのも特徴です。
サファイアを含めた宝石の買取に力を入れており、買取実績は450億円以上。サファイアの買取に特化したスタッフが在籍しているほか、市場調査を徹底しており、業界一の高額査定を目指した鑑定に取り組んでいます。また、店舗運営のコストを必要最小限に抑えているのも、ブラリバが高額買取を実現している理由です。
年間取り扱い金額100億円以上の買取実績で培った、スタッフの豊富な経験値を強みにしているウォッチニアン買取専門店。定期的な勉強会も実施しており、より正確性のある査定でサファイアの高額買取を実現しています。一度に売りに出す品数が多いほど買取価格がアップするため、まとめて買取に出すのがおすすめです。
日本最大級の宝石問屋街として知られる御徒町に店舗を持つフローレス。高精度な検定機器を導入しているほか、宝飾専門の鑑定士が在籍し、しっかりと価値を見極めながらスピード査定が可能な体制を整えています。宅配買取では品物の追跡サービスや保険をつけられるため、安心して査定を申し込むことができます。
サファイアジュエリーの豊富な買取経験で培った査定技術と販路の多さを生かし、高額買取に取り組んでいる大吉。店頭買取では買取専門店でよくある入りにくさを解消するために、外から中の様子が伺える場所に店舗を構えたりなど、初めての買取でも利用しやすい環境づくりを行っています。店頭買取のほかに、出張買取にも対応可能です。
ダイヤモンド国際基準GIA認定機関で研修を受けた経験豊富なバイヤーが在籍し、専門性の高い査定で他店以上の高額買取を目指しているビープライス。LINE査定では条件付きではあるものの、価格保証ありの見積もりに対応。買取サービスを利用する前に、手持ちのサファイアの見積もり金額が知りたいという人におすすめです。
福ちゃんは国内外に独自の販路を豊富に確保し、高価格でのサファイア買取を実現していまする買取店です。宝石の価値はもちろん、地金やデザイン性、ブランドの価値も考慮したトータル査定を実施。出張買取では、女性の顧客が安心して利用できるように、女性スタッフが受付からアフターフォローまで対応する「レディースプラン」も用意されています。
定期的なテストやセミナーを実施し、真贋を見極められるコンシェルジュの養成に取り組んでいるDan-Sha-Ri。徹底した市場調査と豊富な販路により、高水準での買取を実現しています。また、自社専属の技師を抱えてメンテナンス体制を整えているため、他店で断られたサファイアの買取も可能です。
ザ・ゴールドは、サファイアをはじめとした色石の買取を積極的に行っている買取店です。宝石鑑定の国際資格であるGIA認定「GG」をはじめとした資格保有者が多数在籍し、豊富な知識と経験を生かして正確な査定に取り組んでいます。サファイアのほかにも豊富な品物の買取に対応しているため、不用品をまとめて売りに出したい人におすすめです。
おもいおには、米国宝石学協会認定の資格を持つ鑑定士が在籍。宝石の価値を見逃さない知識と高度な技術を習得しているため、高額買取を実現しています。また、自社でメンテナンスできる体制を整えており、コスト削減した分を買取価格に上乗せしているのも、高額買取を叶えている理由です。
宝石の価値を見逃さない丁寧な査定で、適正価格での買取に取り組んでいるエコスタイル。サファイアの買取実績を公式HPで公開していることからも、適正価格での買取に対する自信が伺えます。鑑別書なしでも買取可能ですが、ハイグレードが想定されるサファイアについては鑑定士が預かったうえでの見積もりの提示になる可能性があります。
サンコーは、ダイヤモンド・宝石専門の買取店です。米国宝石学協会認定の資格を持つ鑑定士が在籍し、高額買取に取り組んでいます。サファイアの買取では、400万円超えの買取価格が提示された実績もあり。実店舗の数は3店舗と多くありませんが、宅配買取や訪問買取にも対応しています(2023年3月現在)。
おたからやでは、厳しい研修を通過したプロの査定員がサファイアの鑑定にあたっています。宝石の価値はもちろん、ブランドやデザインの価値もしっかりと評価したうえで、買取価格に反映。米国宝石学協会認定の資格を持つ鑑定士が在籍しているため、鑑別書のないサファイアでも適正な査定を可能にしています。
リファスタでは、大手鑑別機関の研修を受けた宝石の専門家がサファイアの鑑定を行っています。十分に納得してもらうために分かりやすい説明に取り組んでいるほか、サービスや価格にかんする相談にも親身に対応しているとのこと。また、自社メンテナンスで再販コストを大幅に削減しており、余剰分を買取価格として還元しています。
サファイアは、ルビーと同じコランダムという鉱物から産出される宝石。生成の際に鉄やチタンが混入すると青色のサファイアになり、クロムが混入すると赤色のルビーとなります。一般的に想像されるカラーは青色ですが、実はさまざまなカラーバリエーションがあり、ブルー以外のサファイアは「ファンシーカラーサファイア」と呼ばれます。
サファイアの宝石言葉には「誠実」や「慈愛」、「徳望」などがあり、婚約指輪や結婚指輪に使う宝石としても人気。また、花嫁が身に付けると幸せになれると言われている「サムシング・フォー」のうちのひとつ「サムシング・ブルー」に、ブルーサファイアのジュエリーを用いられることも多いようです。
サファイアは、ラテン語で「青」を意味する「サッピルス(sapphirus)」に由来している宝石です。中世の頃、サファイアは聖職者にふさわしい宝石だと考えられていました。サファイアは神秘的な力を持っており、人々を苦しみから救ってくれると信じられていたからです。聖職者たちはお守りとしてサファイアを身につけ、信者たちを導いていたと言われています。
日本では「蒼玉(せいぎょく)」と呼ばれ、古来より多くの人々を魅了してきました。
イギリス王室では、王冠やティアラなどの宝飾品にサファイアが用いられていました。チャールズ皇太子が故ダイアナ妃に贈った婚約指輪にサファイアが施されていたことも有名ですね。
実は青色だけでなく、たくさんのカラーバリエーションがあるサファイア。ここでは人気のあるサファイアの色の種類を紹介します。
コーンフラワーブルーサファイアとは、インドとパキスタンの国境地域であるカシミール地方で産出されるサファイアのこと。「カシミールサファイア」とも呼ばれています。
濃すぎず薄すぎない、程よい透明感と青みが特徴。サファイアのカラーとしては価値が高い色です。その美しさと優れた品質から「幻のサファイア」と言われることも。
ミャンマーのモゴック地域で産出されるロイヤルブルーサファイア。特徴は、その名の通りの高貴で落ち着いた色合い。ロイヤルブルーサファイアの深みのある青色は、神秘的な美しさを感じさせます。古代ローマ時代から高貴な地位の象徴として重宝されてきた歴史があります。
コーンフラワーブルーとの違いは、ロイヤルブルーのほうが透明感がやや強いこと。コーンフラワーブルーに匹敵するほど美しく、その価値はコーンフラワーブルーに次いで高くなっています。
カワセミブルーのサファイアは、やや紫がかった色合い。ほかのサファイアと比べて色合いが淡く、透明度が高いのが特徴です。市場で多く流通しているサファイアと言われていますが、その品質はコーンフラワーブルーサファイアにも劣らないほど優れています。
まさにブルーのインクのような、濃い色味が特徴のオーストラリア産のサファイア。透明度が低く、新月の夜のような暗い青色をしています。その色合いから「ミッドナイトブルーサファイア」と呼ばれることも。青が濃すぎるためサファイアの中では価値が低く、買取額も低い傾向があります。
ファンシーカラーサファイアの1つ。ピンクとオレンジの中間のような色合いをしており、希少性が高く、ファンシーカラーのなかでは価値が高いサファイアです。そのことから「King of Sapphire(サファイアの王様)」とも呼ばれています。
その名のとおり、華やかなピンク色をしているサファイアです。石自体の価値はそれほど高くありませんが、そのキュートな色合いから女性人気が高いサファイアの1つです。
薄いレモンのような色からオレンジがかった色までさまざま。とくに色の濃いサファイアは「ゴールデンサファイア」と呼ばれ、イエローサファイアのなかでは1級品として扱われています。
神秘的な美しさが特徴のバイオレットサファイア。優しいバイオレットカラーからはっきりとした紫色まで、濃淡の幅が広く、なかでも鮮やかで明るいカラーが人気です。
サファイアの産地として有名なのはスリランカです。スリランカで採れるサファイアは非常に高品質。「コーンフラワーブルー」や「ロイヤルブルー」といったサファイアも採掘されています。
また、歴史的にもサファイアとの関わりが深く、記録上では約2000年も前からサファイアを通じて外交を行なっていた…という記録があります。
サファイアの産地として名高いのが、このカシミール地方です。カシミール地方は古くから有数のサファイアの産地とされてきました。しかし紛争などの国際情勢の悪化に伴い、その産出量は年々減少。最近では市場に出回ることもほとんどなく、幻のサファイアと称されています。
産出されるのはコーンフラワーブルーのサファイア。ほかの地域で採れるサファイアとは一線を画すほどの価格で取引されています。
オーストラリアは世界屈指のサファイア鉱床があります。産出量が多く、1980年代はサファイア市場のシェア率7割をオーストラリアが占めていたほど。近年では徐々に減少してきているものの、未だに高い産出量を誇ります。
ブルーだけではなく、さまざまな色味のサファイアが産出されることが特徴。ファンシーカラーのサファイアも多く産出しており、他産地に引けを取らないほど良質なサファイアも採掘されています。
サファイアの価値は「カラー」「クラリティ(透明度)」「テリ・輝き」の総合的な評価で決まります。なかでも「カラー」はサファイアの価値に大きく影響する要素です。
サファイアと聞いて多くの方がイメージするのは青い宝石ですが、ひとことに青と言ってもさまざまな色合いがありますし、ピンクや黄色といったファンシーカラーのサファイアもあります。
価値が高いのは、鮮やかな青色と程よい透明感を持つコーンフラワーブルー。次いで、鮮明な発色ながら柔らかな色味のロイヤルブルーが評価される傾向にあります。
一般的に色が濃いほうが価値が高いと言われますが、あまりにも濃すぎるものは逆に価値が下がってしまうのだそう。明度についても、暗すぎず、明るすぎずといった中間程度が好ましいとされています。
どの宝石でも言えることですが、よりインクルージョン(内包物)が少なく、透明度が高いサファイアが良いとされます。
インクルージョン(内包物)が一切ないサファイアは存在しません。その大きさや入っている場所、種類などがサファイアの美しさにどれぐらいの影響を与えるかで「クラリティ・透明度」は評価されます。
サファイアの輝きの評価はカットによって決まります。適切な縦・横・深さの比率でカットされていると、まるで石の奥から青さがあふれ出すような輝きが生まれます。
ですが、サファイアは色ムラがある宝石のため最適な比率でカットするには熟練の技が必です。石1つひとつの状態を見極め、その個性を最大限に発揮するようカットされたサファイアが高い評価を受けます。
市場に出回っている多くのサファイアは、人工的な加熱処理がされています。加熱処理を行うことで、発色がより鮮明になり、品質がそれほど高くないサファイアでも美しくなるのです。
一方で、非加熱のサファイアは希少性が高く、買取価格も高額になる可能性が大。どれぐらい貴重かというと、査定の世界でも100個に1個の割合でしか出会えない…と言われるほどです。
産地別だとカシミール産が高価。また、ミャンマー産で色味が美しいサファイアも希少価値があります。
引用元:ドリーム公式サイト
(https://www.jbdream.jp/assessment/967/)
2ctを超える大ぶりなサファイアをあしらった、意匠性の高いリングです。センターストーンのまわりにセッティングされたダイヤモンドがキラキラと輝き、全体的にゴージャスな雰囲気に仕上がっています。サファイア自体の品質も非常に良く、7万円という高価買取を実現しました。
引用元:ドリーム公式サイト
(https://www.jbdream.jp/assessment/965/)
吸い込まれるような青色が魅力的なサファイアリングの買取事例です。20ctupという大きさはもちろん、「スター」と呼ばれる光の筋が見えるのも高品質なサファイアの証でしょう。こちらはダイヤモンドの品質も高く、プラス査定を実施しています。
引用元:ドリーム公式サイト
(https://www.jbdream.jp/assessment/1669/)
澄んだ夜空を思わせる深い青色が特徴的なサファイアリング。周りを囲むダイヤモンドとのコントラストが映えるデザイン。素材にプラチナが使用されているのも高評価のポイントで、総合的な評価で20万円という査定額になっています。
●買取価格:160,000円
●サファイアのカラット数:6.59ct
●品位:Pt900
思わず目を奪われる、透明感と色の濃さが素晴らしいサファイアリング。Pt900のリングに6.59ctのサファイアがあしらわれており、サファイアの透明感と色の濃さ、大きさ、プロポーションが評価され、160,000円という買取価格がつけられました。
●買取価格:79,000円
●サファイアのカラット数:5.95ct
●品位:K18
ドーム型に研磨されたカボションカットのサファイアがセットされた指輪の買取事例。サファイアにインクルージョン(不純物)が見られるものの、サファイア特有の濃いブルーと5.95ctという宝石の大きさが査定額に反映され、79,000円の買取価格がついています。
●買取価格:80,000円
●サファイアのカラット数:2.647ct
●品位:Pt900
中央にあしらわれたサファイアとそれを囲むメレダイヤの華やかさが目を引くサファイアリング。サファイアのカラット自体はそれほど大きくありませんが、透明度が高く、さらに光の加減によってさまざまな表情を見せるカラーなことから、80,000円での高額買取となりました。
●買取価格:132,000円
●サファイアのカラット数:1.23ct
●品位:K18
18金のチェーンにメレダイヤがあしらわれ、中央にはサファイアがついた高級感のあるネックレス。20年前に購入したネックレスとしてはサファイアやダイヤモンドに傷が少なく、さらに18金が使われていることがポイントとなり、132,000円での買取となりました。
●買取価格:40,000円
●サファイアのカラット数:記載なし
●品位:記載なし
スイレンの花の色のようなピンク色に近いパパラチアサファイアのついたネックレス。パパラチアサファイアはファンシーサファイアのなかでも評価が高い種類で、さらに今回持ち込まれたネックレスはデザイン性も高いことから、買取価格は40,000円となっています。
●買取価格:25,000円
●サファイアのカラット数:1.88ct
●品位:Pt900、Pt850
Pt850のチェーンに、Pt900のトップと1.88ctのサファイアがあしらわれたラグジュアリーなネックレス。プラチナの曲線とメレダイヤの華やかさがサファイアの美しさをより際立たせており、25,000円の買取価格がつけられました。
●買取価格:99,000円
●サファイアのカラット数:1.15ct
●品位:K18
K18の土台にセットされた1.15ctのサファイアの周りを0.13ctのメレダイヤが彩る上品なデザインのピアス。ピアス自体に細かな傷は見られるものの、宝石には欠けがなく、メレダイヤもすべて揃った状態で持ち込まれ、査定額は99,000円となりました。
●買取価格:20,000円
●サファイアのカラット数:記載なし
●品位:記載なし
イエローサファイアとカラーレスサファイアのグラデーションが見事なピアス。デザイン性の高さが評価され、20,000円での買取となりました。今回の事例のようにデザイン性も査定にプラスしてくれる買取店を選ぶことで、高額買取につながる可能性があります。
●買取価格:18,000円
●サファイアのカラット数:2.79、2.82ct
●品位:Pt900
Pt900の土台に2.79ctと2.82ctの大粒なサファイアがそれぞれについた豪華なデザインのピアス。暗い青色のサファイアでカラーとしては希少価値が高くないものの、2ct以上の大粒なサイズということもあって、18,000円での買取となりました。
●買取価格:50,000円
●サファイアのカラット数:0.77、0.87ct
●品位:K18
K18の地金に小ぶりな0.77ctと0.87ctのサファイアがついたブレスレット。色の濃さや透明度、インクルージョン(不純物)の少なさなど宝石としての価値の高さのほかに、地金やメレダイヤも査定にプラスされ、買取価格は50,000円となっています。
●買取価格:137,000円
●サファイアのカラット数:2.13ct
●品位:Pt900
Pt900の地金に2.13ctのサファイアと0.40ctのダイヤモンドがあしらわれたブレスレット。他店での査定が54,000円だったのに対し、ブランドファンでの買取価格は137,000円と2倍以上の差があり、買取店選びの重要さが分かる事例です。
●買取価格:75,000円
●サファイアのカラット数:0.93ct
●品位:Pt900
サファイア自体は0.93ctとサイズが大きくないものの、ダイヤモンドの総カラット数は6.1ctあり、75,000円の買取価格がつけられました。鑑定書なしで持ち込まれての価格のため、鑑定書もあれば買取価格がさらにアップしていたかもしれません。
●買取価格:200,000円
●サファイアのカラット数:5.37ct
●品位:K18WG
5.37ctのサファイアと2.20ctのメレダイヤが敷き詰められたバタフライモチーフのブローチ。地金にはK18のホワイトゴールドが使用されています。肉眼では見えない傷が多少ついているものの状態は良好だったため、200,000円での買取となりました。
●買取価格:78,000円
●サファイアのカラット数:1.57ct
●品位:K18
木の枝をモチーフにしたK18の地金に、サファイアとメレダイヤをあしらったデザイン性の高いブローチ。80年代に購入した年代物の品の割に傷が少なく、宝石もすべて残っている状態の良さが査定にプラスされ、買取価格は78,000円となっています。
●買取価格:31,000円
●サファイアのカラット数:記載なし
●品位:K18
K18の地金に主張しすぎない小ぶりなサファイアがついており、ファッションのアクセントとして普段使いしやすい葉っぱモチーフのブローチ。大きな石ではないものの綺麗なカラーをしていることから、31,000円での買取となりました。
鑑別書がある場合は一緒に持ち込みましょう。鑑別書には宝石の種類や施されている加工などが記載されており、宝石の真贋を証明することが可能です。色石の品質評価はプロでも難しいため、査定に出すと必ず「鑑別書はありますか?」と聞かれます。
鑑別書がない場合、業者側が宝石を販売するため新しく鑑別書を取ることがあり、その分の経費を差し引いて見積もりを出す場合があります。すべての鑑別書を一緒に持ち込むと、見積額がほんの少しアップすることも考えられます。すべての業者がそうしているわけではありませんが、鑑別書をつけると査定額が上がる可能性がより高まります。
前述のとおり、色石の鑑定は非常に難しいため、知識のないスタッフではなかなか正しい価格が付けられません。鑑定書がないときは、資格を持つ鑑定士がいる買取店で査定に出しましょう。
購入時についていた箱や袋、鑑定書などが残っているとさらに高く評価してもらえる可能性があります。購入時と同じ包装状態で査定に出せればベストですね。
サファイアは硬度が高く、摩擦・衝撃・高熱に強い宝石。日常で使用する程度なら、お手入れは軽く水拭きをするだけでOKです。
ただ、油脂に弱いため油汚れには要注意。油汚れが付着してしまったら、柔らかい布に薄めた中性洗剤を含ませて拭き取りましょう。保管の際は、小分けできるフタつきのジュエリーボックスに入れてくださいね。
宝石の輝きが美しいほど、当然買取額も高くなっていきます。長年使用していたルビーは表面に汚れが付着している可能性が高いので、査定前にやわらかいタオルで優しく汚れをふき取ってあげましょう。
査定や買取で外に出す際は、布でくるんでから持ち運ぶと◎。ジュエリーの場合は付属のケースに入れても良いですよ。