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故人の思いが詰まった遺品ですが、ずっと同じ形で残しておくことは難しいでしょう。処分するものが大量にあったり、価値のあるものを査定に出したりしなければならないからです。
ここでは、遺品を処分するときの方法や業者に頼む場合のメリットとデメリット、注意点、さらに供養が必要なものをまとめました。遺品の処分方法でお困りの人は、ぜひ参考にしてください。
遺品整理とは、亡くなった方の遺品を仕分け、整理することです。遺品の中でも必要なものは保管し、価値のある宝石類や貴金属は買取業者にて買取をしてもらえます。
遺品で不要なものは処分しなければいけません。処分するものが少しであれば、家族や親族だけでも作業はできるはずですが、処分するものが大量にある場合には、買取業者に依頼したほうがスムーズに終わるでしょう。
遺品整理のうち、形見分けについては特に気を付けないといけない点があります。ものによっては相続税がかかる物品があるからです。相続税がかかる物品の例としては、金融資産の預貯金や株式、不動産の住宅や土地、骨とう品、美術品、車や損害賠償金の権利などさまざま。
もし遺品整理の場面になったら簡単には考えずに、遺品整理のプロや詳しい方に相談しましょう。
遺品を処分する方法を知る前に、遺品の種類を知る必要があります。遺品には家具や家電類、衣類、雑貨類、書籍、現金、そして思い出の品などです。
故人や家族の思い入れがある品を処分するのは、簡単なことではありません。家具や家電など大きく重い品も、処分に困ってしまいます。仮に家の引き払い期限がある場合には、たくさんの種類がある遺品を素早く整理しなければいけません。そうなると、かなりの効率が求められてきます。
業者に頼らずに自分たちで遺品整理を行なう流れは、以下の5つです。
必要なものや重要なもの、思い出の品を最初に仕分けて確保します。その次にリサイクル可能なものの仕分けです。資源の再利用が可能な品があるようなら、積極的に買取をしてもらいましょう。
残った不要なもののほとんどはゴミになります。燃えるもの、燃えないものなど自治体の区分に従って分別しましょう。ごみの分別が終わったら、それぞれ廃棄処分します。
最後に部屋の清掃や原状回復、リフォームなどをして、退去や売却の手続きをしましょう。
遺品の処分をプロの業者に依頼する場合のメリット・デメリットと、リサイクルや高価な品を売る場合の注意点を紹介します。
遺品の中にはリサイクルに出せるものや、買取業者に買い取ってもらえるものも多くあります。
リサイクルできるものの例にはテレビやエアコン、冷蔵庫、洗濯機にパソコンなどがリサイクルできるものです。これらは製造から5年以内であれば、リサイクルショップで買取をしてくれます。しかし、一般的に5年以上が経過している家電製品は、買取価格は付きません。そのため、法令に従ったリサイクル処理が必要になってきます。
高価な宝石や貴金属は、買取店に持っていくことで高く買い取ってくれるので、遺品整理の段階でまとめておきましょう。
遺品を処分する際に注意しなければいけない点は、遺品の中に供養が必要なものが入っていないかという点です。ゴミとして処分することは簡単ですが、思い入れが入っている品なので、できるだけ供養してあげたいという気持ちもあるのでは?
一般的に供養が必要と言われているのは、写真や手紙、日記などです。また、大事にしていた人形やぬいぐるみなども気持ちがこもっているため、同じように供養してもらう人もいらっしゃいます。
供養する遺品が段ボールなどに詰められるほど少なければ、お寺に配達して供養してもらう方法があります。費用や細かい方法はお寺によっても変わってくるので、前もって確認しましょう。
遺品整理は遺品の種類や数、自分たちでやるのかプロの遺品整理業者に任せるのかによって大きく変わってきます。遺品の中には価値のあるものが眠っていることもありますが、素人目にはそれが分からないことも少なくありません。仕分ける遺品が大量にあると、思い出の品や価値のあるものが埋もれてしまう可能性もあるでしょう。
なるべくなら業者を利用し、高価な品の買取はリサイクルショップや買取店に依頼すると、遺品整理の費用以上になることも考えられます。もし宝石の好きな故人であった場合には、宝石買取のサービスを検討してみてはいかがでしょうか。