このページでは、トパーズのなかでも特に需要の高いインペリアルトパーズの買取相場や品質評価の基準、高く買い取ってもらうためのポイントをまとめています。高額取引された事例も紹介しているので、トパーズをお持ちの方はぜひ参考にしてください。
トパーズと言えば、黄色・オレンジ系か爽やかなブルーを思い浮かべるかもしれませんが、透明やピンク系、ブラウン系など様々な色を持っています。中でも高額取引されるのが「インペリアルトパーズ」。シェリー酒のような赤みのある黄金色が特徴です。
トパーズは黄水晶(シトリン)と間違われやすい宝石でもあります。鑑別所が手元にない場合は、本当にトパーズがどうかを調べてもらうためにも、一度査定に出してみた方が良いかもしれません。
8カラットもある大粒のインペリアルトパーズを贅沢に使ったプラチナリングです。インペリアルトパーズの中でも珍しく紫がかった色合いをしており、その姿はライラックピンクの宝石・クンツァイトを彷彿とさせます。メレダイヤとルビーがインペリアルトパーズを囲んでおり、さながら満開の花のような可愛らしいデザインも評価され、高額で買取されました。
プラチナとダイヤモンドを地金にした、インペリアルトパーズのリングです。インペリアルトパーズの周りをメレダイヤが囲むデザインがゴージャスな印象を引き出しています。トパーズの色味が少し薄いものの、プラチナとダイヤモンドが本物で、かつ大き目でたくさんのメレダイヤがちりばめられていたため価格が上がりました。
1.5カラットあるピンク混じりのインペリアルトパーズを中心にしたリングです。地金に0.15カラットのメレダイヤが敷き詰められています。地金は、割り金が含まれた割れにくいプラチナ。90%はプラチナ、10%は割り金を混ぜたものは「Pt900」と呼ばれています。Pt900は比較的安価です。しかし、メレダイヤの数とインペリアルトパーズの大きさを考慮した金額となっています。
トパーズは、11月の誕生石として広く知られています。パワーストーンとしても人気で、直観力と洞察力を高め、曖昧なものをはっきりさせて持ち主を導くと言われています。
トパーズは黄・オレンジ系の色か明るいブルーが一般的です。トパーズの中でも高額で取引される「インペリアルトパーズ」は、シェリー酒のような赤みがかった黄金色をしているのが特徴。他にも、透き通った透明のホワイトトパーズ、ブルートパーズなどがあります。大粒のブルートパーズは買い取ってもらいやすいですが、もっとも需要があるのはインペリアルトパーズ。それ以外のトパーズにはあまり値段が付きません。
紫水晶・アメジストを加熱処理すると黄色になります。この黄水晶がゴールデントパーズという名前で流通し、市場が混乱した事件がありました。混乱を納めるため、当時のブラジル皇帝にちなんで本物のトパーズに「インペリアル(皇帝)」の名を冠したと言われています。
トパーズにはフッ素(F)とOH(水酸基)が含まれており、どちらが多いかによって「Fタイプ」「OHタイプ」の2種類に分けられます。
Fタイプと呼ばれるトパーズには、フッ素(F)が多く含まれています。実は、大半のトパーズがこのFタイプ。ヒビが入りやすく、長時間光に当てていると色あせてします。希少価値は高くないので、値段が付かないことも珍しくありません。
OH(水酸基)タイプと呼ばれるトパーズ。トパーズのなかでも最も高値で取引される「インペリアルトパーズ」とも呼ばれています。鑑別書でも「インペリアルトパーズ」という記載が許されているほど。ロシア帝国が大きな勢力を誇っていたときに王族が重宝していた宝石と言われています。
インペリアルトパーズはFタイプと違って光の屈折率が高いためキラキラと輝き、光に当てても色あせない性質を持っています。産出量が少ないため、高値で取引される宝石です。
トパーズと聞くと「黄色い宝石」をイメージされる方が多いのではないでしょうか。たしかにトパーズの代表的なカラーは黄色ですが、黄色以外にもさまざまなカラーバリエーションがあるのです。
たとえば青色のブルートパーズやピンク色のピンクトパーズ、赤紫色のミスティックトパーズなどが挙げられます。また無色に近いカラーレストパーズもあります。なかでも赤味を帯びたオレンジ色の「インペリアルトパーズ」は、トパーズのなかで最も価値が高い色とされ、数ある宝石のなかでも高額になりやすい傾向にあるようです。
トパーズの豊富なカラーバリエーションのなかから、特に人気の高い5つのカラーを紹介していくので、早速チェックしていきましょう。
インペリアルトパーズは前述のとおり、トパーズのなかで最も価値が高い色です。美しいオレンジの色合いから「黄金色」と称されることもあり、皇帝(=インペリアル)にふわさしいとしてその名が付けられました。また、世界3大酒精強化ワインのひとつとされる「シェリー酒」に色合いが似ていることから、シェリーカラーと呼ばれることも。
ややピンクがかったインペリアルトパーズは「ピンクインペリアル」に分類されます。ですが、天然のピンクインペリアルトパーズは流通量が少なく、めった市場にも出回らないため、より高値が付きやすい傾向にあります。
透き通ったピンクが可愛らしいピンクトパーズ。市場に出回っているのは、インペリアルトパーズに加熱処理を施して変色させたものです。
色味的にはピンクダイヤモンドやピンクサファイアと似ていますが、それらと比ると相場が低く、また大きめのサイズが手に入れやすいという理由から、トパーズのなかでも人気の高いカラーになっています。
その名の通り青色のトパーズのこと。ですが、一言に青色と言ってもさまざまな色味があり、色の濃度によって「スカイブルートパーズ」「スイスブルートパーズ」「ロシアンブルートパーズ」の大きく3種類に分けられます
「スカイブルートパーズ」はとくに淡く澄んだ色味が特徴で、すっきりと晴れた日に突き抜けるような明るい青色をしています。スイスブルートパーズはビビットな発色が魅力。その鮮やかな美しさから、ブルートパーズのなかで特に人気が高い色となっています。ロンドンブルートパーズ紺に近い暗めの発色で、神秘的な色合いをしています。
ブラウン系のトパーズは「シャンパントパーズ」と呼ばれます。無色に近いカラーレストパーズからオレンジっぽいブラウンまで、色味はさまざま。主にブラジルやロシア、タイなどで産出されます。
ミスティックトパーズとは、赤紫色や緑などの幻想的な色合いをしたトパーズのこと。宇宙やオーロラを思わせる、美しいトパーズです。通常トパーズの照射処理には放射線が用いられますが、ミスティックトパーズにはチタニウム照射が用いられます。
一般的に、トパーズは硬度が高く、傷が付きにくい石とされています。しかし横に割れやすい性質があるため、その扱いには注意が必要です。また硬さには強いですが、紫外線には弱いと言う性質があります。そのため直射日光に当てると、すぐに変色してしまう可能性かもしれません。保管場所には気を付けるようにしましょう。
日頃のお手入れ方法なら柔らかい布で乾拭きするだけで十分です。汚れが気になる場合は柔らかめの歯ブラシに中性洗剤を付けて優しくブラッシングしましょう。そのあとはぬるま湯で洗剤を落とし、柔らかい布で水気を残さないように拭いてあげてくださいね。
インペリアルトパーズの品質は「カラー」「クラリティ・透明度」「輝き」などの総合評価から決められます。そのなかでも、とくに重要なのはカラーです。
色味はさまざまですが、イエロー系→オレンジ系→ピンク系→赤系の順番で評価が高くなる傾向にあります。また、基本的に「色の濃度(濃いほうが良い)」「彩度(高いほうが良い)」「明度(明るすぎず暗すぎない中間ほどが良い)」の3点が評価基準となってきます。
クラリティ・透明度で言えば内包物が少なく透明度が高いものが◎。トパーズはもともと内包物が少ない宝石ですので、目立つ内包物がある場合は評価が大きく下がってしまう可能性があります。
「ずっと家にあった宝石がインペリアルトパーズだということは知っていましたが、私にとってはただ石だったのでそんなに高く売れるとは思っていませんでした。でも査定に出してみてびっくり。予想を大きく上回る値がついて、即決で買い取ってもらうことにしました。インペリアルトパーズは今人気が高くなっているそうです。今売って良かった~と大満足しました」
「トパーズに小さなダイヤがついたプラチナのジュエリーを買い取ってもらいました。ほかの買取ショップで鑑定してもらったときは、トパーズ自体には価値がないと言われましたが、専門店で改めて鑑定に出したところ、トパーズにもちゃんと値段をつけて買い取ってもらえたので良かったです。専門店ってやっぱり良いんだなと感じました」
高く買い取ってもらえるのは「インペリアルトパーズ」。大きいものほど高値が付きやすいと言われています。なかにはトパーズと偽って売られていた黄水晶(シトリン・トパーズ)の可能性もあるので、見極めるためにも一度査定に出してみることをおすすめします。
5カラット以下の小さな色石には値段が付きにくく、鑑別書がないと地金だけの値段でしか査定額を出せないと言われることもあります。
あなたの周りに、身に付けていない宝石や、「いつか使うかもしれないから…」と取ってある宝石はありませんか?「トパーズ=安い」というイメージをお持ちの方は多いかもしれません。実際、トパーズと間違われやすいシトリンは買取額が低め。
しかし、インペリアルトパーズは高値で買い取ってくれるところが多いですし、他のFタイプのトパーズもたとえ値段が付かなくても、地金やメレストーンの評価によってはいくらかで買い取ってくれます。一度まとめて手持ちの宝石の見積もりを頼んでみてはいかがでしょうか。
宝石買取価格の真実
日経新聞にあった「価格差23倍も。宝石の買取価格はこんなに違う」を見て、本当にそんなに差が出るものなのか独自調査をすることに。向かったのは銀座・新橋にある7件の買取店。真実はいかに…
宝石買取の査定結果コンテンツ一覧
※このサイトについて
このサイトで公開している情報は、2018年11月に管理者が個人的に収集・調査したものです。
最新の情報は必ず、公式サイトで確認してください。
Copyright (C)宝石買取ハンドブック All Rights Reserved.