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トルマリンの買取相場

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このページでは、トルマリンの買取相場や査定のポイント、高く買い取ってもらうコツをまとめています。高額取引された事例も紹介しているのでぜひ参考にしてください。

高額買取が期待できる「パライバトルマリン」

多くのカラーバリエーションがあり、色ごとに種類も異なるトルマリン。その中でも買取市場で需要があるのは「パライバトルマリン」という海のように美しいネオンブルーのトルマリンです。

パライバトルマリンの買取相場

こちらではトルマリンのなかでも特に高額で取引されている「パライバトルマリン」の買取相場の目安をまとめています。ただし、パライバトルマリンの価格は市場の傾向に合わせて変動します。また、ジュエリーとしてのデザイン性やそのほかに使われている貴金属・宝石類、そして産地によって買取価格に大きく差が出ます。とくにブラジル産のパライバトルマリンは、下記の相場の15~30倍の価格がつくことも。そのため、下記の相場はあくまで目安として考えてくださいね。

参考ページ:福岡宝石市場 公式買取サイト(https://www.feelsogood.jp/colorstone_price/paraiba.html)

Sランクのパライバトルマリンの買取相場

Sランク=青紫色、彩度・明度・透明度が高い、わずかな内包物しかない

カラット 買取価格(目安)
1.0カラット 50,000円
3.0カラット 500,000円
5.0カラット 1,000,000円
7.0カラット 1,500,000円
10.0カラット 2,500,000円

Aランクのパライバトルマリンの買取相場

Aランク=緑味のない青、彩度・明度・透明度がやや高い、内包物が少ない

カラット 買取価格(目安)
1.0カラット 25,000円
3.0カラット 250,000円
5.0カラット 500,000円
7.0カラット 1,000,000円
10.0カラット 1,500,000円

Bランクのパライバトルマリンの買取相場

Bランク=緑味の少ない青、彩度・明度・透明度が平均的、内包物はあるが目立たない

カラット 買取価格(目安)
1.0カラット 15,000円
3.0カラット 100,000円
5.0カラット 150,000円
7.0カラット 500,000円
10.0カラット 600,000円

Cランクのパライバトルマリンの買取相場

Cランク=やや緑味のある青、彩度・明度・透明度が低い、内包物が目立つ位置にある

カラット 買取価格(目安)
1.0カラット 5,000円
3.0カラット 15,000円
5.0カラット 25,000円
7.0カラット 50,000円
10.0カラット 150,000円

Dランクのパライバトルマリンの買取相場

Dランク=緑味のある青、彩度・明度・透明度がかなり低い、内包物がかなり目立つ

カラット 買取価格(目安)
1.0カラット 500円
3.0カラット 2,500円
5.0カラット 2,500円
7.0カラット 5,000円
10.0カラット 15,000円

トルマリンの買取事例

バイカラートルマリンキャッツアイリング

トルマリンの買取事例
引用元:ドリーム公式サイト
(https://www.jbdream.jp/assessment/1255/)

事例参照元:ドリーム公式サイト(https://www.jbdream.jp/assessment/1255/)

Pt900 グリーントルマリンリング

トルマリンの買取事例
引用元:ドリーム公式サイト
(https://www.jbdream.jp/assessment/1270/)

事例参照元:ドリーム公式サイト(https://www.jbdream.jp/assessment/1270/)

Pt900 パライバトルマリンリング

トルマリンの買取事例
引用元:ドリーム公式サイト
(https://www.jbdream.jp/assessment/1618/)

事例参照元:ドリーム公式サイト(https://www.jbdream.jp/assessment/1618/)

トルマリンの査定・鑑定のポイント

トルマリンには「アクロ―ライト」や「ルベライト」など多くの種類がありますが、パライバトルマリン以外には基本的に値段が付きません。市場で需要があるのはパライバトルマリンだけなのです。

パライバトルマリンの特徴は、海のように美しいネオンブルー。鮮やかな青色のトルマリンなら高額買取が期待できます。また、サイズが大きいものほど高値が付きます。もともと希少価値の高いパライバトルマリンですが、大粒のものとなるとめったに産出されません。大きなパライバトルマリンなら、間違いなく高値が付くでしょう。

また、ツヤ・テリが美しいパライバトルマリンも高く評価されます。加熱処理を施すことで、色がより明るくなりますが、非加工の状態でキレイに色が出ているもののほうが高品質です。

トルマリンを高額で買い取ってもらうには

宝石鑑定士に鑑定してもらう

トルマリンは宝石のなかでも特に鑑定が難しいことで知られています。売却を考えている方は、宝石の価値を見極めることができる宝石鑑定士が在籍している買取店で鑑定してもらいましょう。青く美しいトルマリンなら、驚くほどの高値で買い取ってもらえるかもしれません。

鑑別書・鑑定書があれば一緒に持っていく

色石の品質評価はプロでも難しいため、鑑別書がある場合は一緒に持ち込みましょう。鑑別書には宝石の種類や施されている加工などが記載されており、宝石の真贋を証明することが可能です。

鑑別書がない場合、業者側が宝石を販売するため新しく鑑別書を取ることがあり、そのぶんの経費を差し引いて見積もりを出す可能性があります。鑑別書を一緒に持ち込んでおけば、査定額がほんの少しアップするかもしれません。

付属品を残しておく

購入時についていた箱や袋、鑑定書などが残っているとさらに高く評価してもらえる可能性があります。購入時と同じ包装状態で査定に出せればベストですね。

普段から保管方法やお手入れ方法に気をつける

万が一手放すときのために、普段から丁寧に保管・お手入れしましょう。日常で使用する程度なら軽く水拭きをするだけでOK。汚れが目立つ場合は、柔らかい布に薄めた中性洗剤を含ませて優しく拭き取ってください。保管の際は、汚れが付かないようフタつきのジュエリーボックスに入れるのがおすすめです。

汚れを綺麗にしてから査定に出す

宝石の輝きが美しいほど、買取額も当然高くなっていきます。長年使用していたジュエリーは表面に汚れが付着している可能性が高いので、査定に出す前にやわらかいタオルで優しく汚れをふき取ってあげましょう。

キャンペーンを利用する

業者によっては、買取価格10%アップなどのキャンペーンを行っていることも!タイミングがあえばぜひ利用したいところです。

そもそもトルマリンってどんな宝石?

トルマリンは外部から力が加わると電気を発生させると言われており、その性質から電気石とも呼ばれます。血行促進やストレス緩和などの効果があるとされ、また、恋愛のパワーストーンとしても有名です。

人気の高いカラーバリエーション

ない色はない、と言ってもいいほどカラーバリエーションが豊富なトルマリン。人気が高いカラーは以下の4種類です。

ピンクトルマリン

トルマリンのカラーのなかで最も人気が高いのがピンクです。一言にピンクと言っても、ホワイトがかった淡いピンクから発色の強い鮮やかなピンクまで、さまざまな色合いがあります。

ピンクトルマリンは人工的に色付けされているものが多く、通常は放射線照射で加工・色付けされていますが、人体への影響はありません。天然のピンクトルマリンもありますが、非常に希少で加工されたピンクトルマリンよりも高値が付きやすい傾向にあります。茶色がかった色合いをしており、パープルに近いのが特徴です。

グリーントルマリン

主にブラジルやアメリカ、タンザニアで産出されるグリーントルマリン。若草のように黄みがかった「ライムトルマリン」、青みがかった「ミントトルマリン」「ピーコックグリーン」など、さまざまな色合いがあります。

トルマリンのなかでは比較的手を出しやすい価格帯で、人気が高く、需要が供給を上回るほど。今後さらに価値が高まる可能性もあります。

クロムトルマリン

クロムトルマリンはタンザニアやランダナイで産出される、緑色のトルマリンです。美しい緑色は、その名の通りクロム成分の影響。同じ緑色をしたグリーントルマリンと間違われやすい宝石ですが、クロムトルマリンのほうが彩度が高く、鮮やかで濃い緑色をしています。

またクロムトルマリンのなかには光源の違いによって緑から別の色へ変わるものもあり「カラーチェンジトルマリン」と呼ばれています。

ブルートルマリン

青みがかったトルマリンのことで、透明度の高い空のような青色から、ミントグリーンのような青色までさまざまな色調があります。

とくに価値が高いのは藍色に似た「インディゴ」カラーのトルマリン。産出量が少なく希少性が高いことから、ハイクオリティのインディゴトルマリンは通常のトルマリンよりも高値で取引されます。

トルマリンの産地

トルマリンの代表的な産地として知られるのはブラジルです。とくにパライバ州で産出される「パライバトルマリン」は品質が優れており、高値で取引されています。

そのほかの産地としてはスリランカやアフリカのモザンビーク、アメリカ、ロシア、ミャンマーなど。スリランカは古くからトルマリンの産地として有名です。

トルマリンのシャトヤンシー効果(キャッツアイ)

シャトヤンシー効果とは、石に光をあてた際に、石の中心に帯状の筋が見られる現象のこと。猫の目のように見えることから、キャッツアイ効果とも呼ばれています。カボションカットが施されたトルマリンのなかには、このシャトヤンシー効果が見られるものがあり、「トルマリン・キャッツアイ」と称されています。

トルマリン・キャッツアイ自体はそれほど珍しいものではありませんが、産出量が多い割に、高品質な石はほとんど採掘されません。また、シャトヤンシー効果が強く出ているものほど透明度が低くなります。

まれにシャトヤンシー効果が強く出ていて透明度も高いトルマリン・キャッツアイが産出されることがあり、市場価格はぐっと高くなります。

高値が付く「パライバトルマリン」

多くの種類があるトルマリンの中でも希少価値が高いことで知られるのが「パライバトルマリン」です。めったに産出されない宝石で、ほかのトルマリンとは比較にならないほどの高値が付きます。

パライバトルマリンの特徴は鮮やかなネオンブルーの色彩。宝石にマンガンイオンと1.3%以上の銅が含まれていると、このネオンブルーがあらわれます。

銅は地球上に豊富にある鉱物ですが、基本的には0.01%の希薄な濃度でしか存在しません。パライバトルマリンは高濃度の銅を含むため、非常に珍しく希少価値が高いのです。

トルマリンを専門買取店で買い取ってもらった人の体験談

「希少なカラーのトルマリンを買い取ってもらいました」

赤色のトルマリンを買取専門店で査定してもらいました。希少な色だったらしく、最初に提示された査定額もまあまあなもの。でも、せっかくだからと思って「もう少し高くなりませんか?」と聞いたところ、柔軟に応じていただけました。最終的には大満足の買取額となり、とても嬉しかったです!

「大切なものだからこそ、信頼できるお店で」

大切にしてきたトルマリンのブローチで、デザイン的にもお気に入りだったんですが、年齢を重ねるごとに身に着ける機会が減ってしまい、このまま放置しても価値が下がるだけだと思い立って買取に出しました。宝石の買取専門店に依頼したところ、石自体はもちろん地金部分やデザイン性まで考慮して買取価格にプラスアルファしてくれたんです!他店よりも高く買い取っていただき、信頼できる専門店に依頼することの大切さを実感しました。

「予想を上回る査定結果にびっくり」

ずいぶんと昔に購入したトルマリンの指輪を買い取っていただきました。今回利用するまで、買取店のイメージはあまり良くなかったんですが、鑑定士さんはとても親切な方で、査定結果もこまかく説明してくれました。どうせ安く買い叩かれるんだろうと思っていましたが、結果は予想を大きく上回ってびっくり。悪いイメージは一気になくなりました!

 

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