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カラーダイヤモンドの買取価格はどのくらい?

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ピンクやグリーン、ブルーと色が付けられたカラーダイヤモンド。無色透明な通常のダイヤモンドと比べると、市場で見る機会は少なく思えますが、買取はいくらくらいの価格で行われているのでしょうか。ここでは、カラーダイヤモンドの買取について詳しく調べてまとめています。

カラーダイヤモンドは買取可能なのか?

カラーダイヤモンドは天然物であれば希少価値が高いため、高額で買取してもらえるでしょう。後から色を付けられた人工カラーダイヤモンドであっても、お店によっては十分に買い取ってもらえると考えられます。

カラーダイヤモンドの買取事例

ピンクダイヤモンド ルースの買取事例

カラーダイヤモンドの買取事例

引用元:買取専門店ドリーム
(https://www.jbdream.jp/assessment/827/)

買取価格:700,000円
ジャンル:ルース
ダイヤモンド:ピンクダイヤモンド/Fancyカラー
品位:記載なし

地金のないルース(裸石)で持ち込まれた、ピンクダイヤモンドの買取事例。鑑定士が査定したところ、上質なFancyカラーのピンクダイヤモンドと鑑定。その結果、地金の価値がプラスされなくても、依頼者の希望を上回る700,000円での高額買取を実現しました。

0.171ct ピンクダイヤモンドリングの買取事例

カラーダイヤモンドの買取事例

引用元:マルコウ質店
(https://www.marukou78.com/item1415/)

買取価格:150,000円
ジャンル:リング
ダイヤモンド:天然ピンクダイヤモンド0.171カラット/メレダイヤ0.076カラット/カラーレスダイヤモンド0.48カラット
品位:記載なし

中央に0.171カラットの天然ピンクダイヤモンドをあしらったリングの買取事例。中央のダイヤモンドを囲むメレダイヤも天然のピンクダイヤモンドで、さらにリング両サイドには上質なカラーレスダイヤモンドがあしらわれたラグジュアリーなデザインのリングです。デザイン性の高さが評価され、150,000円の買取価格が提示されています。

0.50ct 照射ブルーダイヤモンドネックレスの買取事例

カラーダイヤモンドの買取事例

引用元:福岡宝石市場
(https://www.feelsogood.jp/2014/07/050ct-061ct-k18.html)

買取価格:51,000円
ジャンル:ネックレス
ダイヤモンド:照射ブルーダイヤモンド計0.50カラット/SI2/ペアブリリアントカット/ダイヤモンド計0.61カラット/無色系/SI/GOOD/トリリアントカット
品位:Pt850/18K

照射処理で濃いめのブルー系に色付けされたカラーダイヤモンドネックレスの買取事例。照射ブルーダイヤモンドの評価は内包物が目立ちにくいSI2クラスとなっており、サイドストーンには計0.61カラットの無色系ダイヤモンドがあしらわれています。地金の相場44,000円にダイヤの評価額7,000円がプラスされ、買取相場は合計で51,000円となりました。

0.538ct 天然ブルーダイヤモンドリングの買取事例

カラーダイヤモンドの買取事例

引用元:色石BANK
(https://iroishi-bank.jp/iroishi/diamond/14962/)

買取価格:97,000円
ジャンル:リング
ダイヤモンド:天然ブルーダイヤモンド0.538カラット/メレダイヤ計1.02カラット
品位:記載なし

都内の買取業者から持ち込まれた天然ブルーダイヤモンドリングの買取事例。星型の地金に天然のブルーダイヤモンドが輝くデザインになっており、その周りやリングには星屑のようなメレダイヤがあしらわれています。色鮮やかなファンシーカラーのブルーダイヤモンドは希少性が非常に高く、査定の結果97,000円での買取となりました。

0.227ct カラーダイヤモンドリングの買取事例

カラーダイヤモンドの買取事例

引用元:福岡宝石市場
(https://www.feelsogood.jp/2018/09/0227ct-008ct-pt900.html)

買取価格:36,000円
ジャンル:リング
ダイヤモンド:カラーダイヤモンド0.227カラット/オレンジッシュイエロー系/ダイヤモンド計0.08ct/無色系/SI/GOOD
品位:Pt900

花のような可愛らしいデザインの中央に、オレンジッシュイエロー系のカラーダイヤモンドがあしらわれたダイヤモンドリングの買取事例。Pt900の地金とサイドの無色系ダイヤモンドが、カラーダイヤモンドの色鮮やかさをより際立たせています。ダイヤモンドの査定額に地金の相場とデザイン評価額がプラスされ、買取相場は36,000円となっています。

カラーダイヤモンドの
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そもそもカラーダイヤモンドとは

カラーダイヤモンドとはピンクやブルー、イエローなど色のついたダイヤモンドの総称で、宝石に使用できるほど品質の高いものはファンシーカラーダイヤモンドと呼ばれます。ダイヤモンドに色がつく理由は原子や圧力、不純物によるものと言われ、無色透明のダイヤモンドよりも高値で取引されることもあるほど希少性の高い宝石です。

ファンシーカラーダイヤモンドのなかでも特に希少性と人気が高いのが、ピンク、グリーン、ブルーのカラー。人工的に着色されたカラーダイヤモンドについては、ファンシーカラーダイヤモンドほどの価値はなく、買取価格も低くなります。

カラーダイヤモンドの色の種類

カラーダイヤモンドの種類は豊富で、ピンク、ブルー、グリーン、レッド、パープル、バイオレット、オレンジ、イエロー、ブラウン、ブラック、グレー、ホワイトの12色に分類されます。そのなかでも宝石鑑別・鑑定・教育機関であるGIAの鑑定対象となっているのは、ピンク、ブルー、グリーン、レッド、パープル、バイオレット、オレンジ、イエローの8種類です。

ピンクダイヤモンド

カラーダイヤモンドのなかでも特に人気が高く、その可憐さから結婚指輪や婚約指輪にも使用されているダイヤモンドです。

市場に出回っているピンクダイヤモンドのほとんどはオーストラリアのアーガイル鉱山で採掘されたものですが、2020年にアーガイル鉱山が閉山。アーガイル鉱山と同等のクオリティや産出量を持つ鉱山がまだ見つかっていないことから、さらに希少性が高くなり、価格も高騰しています。

無色透明のダイヤモンドと同じクオリティのピンクダイヤモンドなら、数百倍の買取価格がつくこともあるそうです。

ブルーダイヤモンド

ダイヤモンドにホウ素が混じったものがブルーダイヤモンドになります。

ダイヤモンドが採掘される地層にホウ素はほとんど存在しないことから、天然のブルーダイヤモンドの産出量は極めて少なく、「神様の気まぐれ」と言われるほど非常に希少なダイヤモンドです。ブルーダイヤモンドのなかでも一定以上の濃い青色をしたものは「ファンシーブルー」と呼ばれ、かなりの高値で取引されています。

グリーンダイヤモンド

ダイヤモンドが構成される過程で窒素を含み、さらに放射線による影響で緑色に発色するものがグリーンダイヤモンドになります。

さまざまな色合いをしており、純色の緑色をはじめ、黄色かかったアップルグリーンのような緑色や青みかかったエメラルドのような緑色などが存在します。また、ブラックライトを当てると鮮やかに発色するものもあります。グリーンダイヤモンドは蛍光性が高く、アクセサリーとしての需要が高い宝石です。

レッドダイヤモンド

レッドダイヤモンドは、ピンクダイヤモンドの色が濃くなり、赤と評価されたダイヤモンドを指します。もともとピンクダイヤモンド自体が希少で、そこから色の濃いものを選別したレッドダイヤモンドは「幻のダイヤ」と呼ばれるほど、非常にレアな宝石です。

カラーダイヤモンドのなかで最も希少性が高いと言われており、市場に出回ることはほとんどありません。レッドダイヤモンドの採掘量は年々減少していることから、希少価値がさらにあがり、価格の高騰が予想されています。

パープルダイヤモンド

パープルダイヤモンドはピンクダイヤモンドの青みが強くなったもので、青みが足りないとピンクダイヤモンド、色が濃すぎるとブラウンダイヤモンドと鑑定されることもあります。

レッドダイヤモンドに並ぶ希少性の高い宝石で、2014年に香港のオークションで3.37カラットのパープルダイヤモンドが出品された際には、時価総額400万ドル(約4億4,449万円)もの値がつけられました(※)。1カラットあたり120万ドル(約1億3,334万円)の価格がつけられたことになり、パープルダイヤモンドの希少性の高さが伺えます。

※参照元:色石BANK(https://iroishi-bank.jp/column/6986/)

バイオレットダイヤモンド

パープルダイヤモンドよりさらに青みかかった色合いをしているものが、バイオレットダイヤモンドに分類されます。鮮やかな青紫色のバイオレッドダイヤモンドは少なく、そのほとんどが淡い青紫色でグレー色に近いものが多いようです。ちなみに、青紫色の要素がないグレー色の強いものは、グレーダイヤモンドに分類されます。

バイオレットダイヤモンドは、オーストラリア北部のアーガイル鉱山のみで採掘されていました。2020年にアーガイル鉱山が閉山したことで希少性がさらに高まったため、バイオレットダイヤモンドの買取価格もかなり高騰する可能性があります。

オレンジダイヤモンド

オレンジダイヤモンドは、イエローダイヤモンドが窒素によって着色したものです。レッドダイヤモンドやブルーダイヤモンドに比べて評価は高くないものの、オレンジダイヤモンド自体はかなり希少で、市場に出回ることはほとんどありません。

これまで採掘されたオレンジダイヤモンドのなかでも世界最大と言われているのが、南アフリカで発見された14.82カラットのダイヤです。ファイアー・ダイヤモンドと呼ばれる非常に希少な純色のオレンジダイヤで、2013年にスイスのジュネーブで行われたオークションにて31億円で落札されています。(※)

※参照元:AFPBB News(https://www.afpbb.com/articles/-/3003199)

イエローダイヤモンド

カラーダイヤモンドのなかでも一番多く採掘されるカラーで、ほかのダイヤモンドに比べて安価で取引されています。黄色みが薄いイエローダイヤモンドは主に工業用として使用され、宝石としての価値は高くありません。一方で、鮮やかな美しい黄色をしたイエローダイヤモンドはファンシーカラーダイヤモンドに分類され、宝石としての価値が飛躍的に増大します。

ファンシーカラーダイヤモンドと判定されるイエローダイヤモンドともなると、無色のダイヤモンド以上の高値で取引されることもあります。

ブラウンダイヤモンド

ブラウンダイヤモンドはカラーダイヤモンドのなかでは希少性が高くないため、比較的安価で取引されています。一昔前までは価値の低いダイヤモンドとして扱われていましたが、近年はその甘すぎない落ち着いた色合いが評価され、肌馴染みの良いカラーとして人気を集めています。

ブラウンダイヤモンドは、ブラウンが濃いほど価値が上がっていくのが特徴。さまざまな色合いがあるため、自分の肌により馴染むカラーを選べるのもブラウンダイヤモンドならではの魅力です。

ブラックダイヤモンド

ブラックダイヤモンドの黒色は、ダイヤモンドが構成される際に含まれる鉄鉱石やグラファイトによるものです。天然のブラックダイヤモンドはかなり希少で、市場に出回っているブラックダイヤモンドのほとんどは人工的に着色処理されたものとなります。

ブラックダイヤモンドはこれまで工業用として使用されており、宝飾用としては長らく日の目を見ませんでした。けれど、ブラックダイヤモンドは研磨すると圧倒的な光沢と輝きを放つことが知られ、今では高級ジュエリーブランドやハイブランドジュエリーに採用されるほど人気を集めています。

グレーダイヤモンド

グレーダイヤモンドは、カラーダイヤモンドのなかでも比較的安価で取引されているダイヤモンドです。美しさの判断が難しいことから、これまであまり評価されてきませんでした。近年になって、品質の高いグレーダイヤモンドについては高い希少価値が付く例が増えており、価格の高騰が期待される発展途上のカラーダイヤモンドです。

ホワイトダイヤモンド

ホワイトダイヤモンドは乳白色をしたダイヤモンドのことで、希少性・人気ともに高いことで知られています。ホワイトダイヤモンドの色については未解明な部分が多く、その神秘的な色合いも魅力となっています。業者によっては無色透明のダイヤモンドをホワイトダイヤモンドと呼ぶこともありますが、まったく別の種類です。

2013年に香港で開催されたオークションに118カラットのホワイトダイヤモンドが出品され、当時のホワイトダイヤモンドとしては史上最高額となる3,060万ドル(約30億円)で落札されています(※)。

※参照元:CNN.co.jp(https://www.cnn.co.jp/business/35038234.html)

カラーダイヤモンドを高く買い取ってもらうコツ

査定に出す前にお手入れしておく

最終的な買取価格を判断するのは査定員のため、印象が良くなるよう査定前にお手入れをして、宝石のコンディションを整えておくことが大切です。

お手入れをする際は、専用クロスやメガネ拭きなどの柔らかい布で優しく拭き取りましょう。汚れが目立つ場合は、宝石をぬるま湯に入れて優しく洗います。優しく洗った後は、柔らかい布で水気をしっかり拭き取るようにしてください。ダイヤモンドは皮脂汚れがつきやすいため、使うたびにお手入れをするのが理想です。

鑑定書や付属品も一緒に査定に出す

カラーダイヤモンドは鑑定書の有無で評価額が大きく変わってくることがあるため、鑑定書が手元にある場合は必ず一緒に査定に出すようにしましょう。

また、購入時の箱や袋などの付属品も揃っていると、付加価値として買取価格にプラスされる場合があります。付属品はあくまでも付加価値として評価されるもので、付属品がないことを理由に買い取りを断られたり、買取価格が下がったりということは基本的にありません。

宝石買取専門店に依頼する

質屋やリサイクルショップなど宝石に必ずしも詳しくない買取店を利用した場合、カラーダイヤモンドの希少性が評価されず、重さだけで値段が決められてしまうことがあります。

カラーダイヤモンドによってはかなり損をしてしまいかねないため、宝石に特化した買取を行っている専門店に依頼するようにしましょう。宝石買取専門店なら宝石に詳しい鑑定士が在籍していることが多く、カラーダイヤモンドの価値をしっかりと評価してもらえるので、適正価格を提示してもらいやすくなります。

また、宝石買取専門店は独自の販売ルートを確保しているところも多いため、高額買取につながりやすいのもポイントです。

鑑定士が常駐するお店に依頼する

カラーダイヤモンドは一般的なダイヤモンドに比べて査定が難しく、査定スタッフの鑑定眼や相場観がより求められる宝石です。鑑定眼に自信のない査定スタッフにあたった場合、鑑定書がないと買い取りを断られたり、本来の価値よりも低い査定額を提示されたりする可能性があります。

カラーダイヤモンドの価値に見合った査定額を提示してもらうには、優れた鑑定眼を持つ鑑定士のいるお店を選ぶことが重要です。買取店選びのポイントとしては、最も権威があるとされる米国宝石学会(GIA)認定の鑑定士資格を持ったスタッフが在籍しているかどうかを1つの目安にすると良いでしょう。

複数のショップで査定してもらう

少しでも高く買い取ってもらうなら、時間と手間はかかりますが複数の買取店で査定してもらうのが確実です。特にカラーダイヤモンドのような鑑定の難しい宝石は鑑定士に左右される面が大きく、鑑定士によって買取額が何倍も変わることがあります。

複数の買取店に依頼を出すことは、サービス対応の比較や相場の把握にも役立ちます。そのうえで一番高い価格を提示した買取店を選べるため、納得いく取引がしやすい方法です。複数の買取店に査定を依頼する場合は、店まで行く必要がないメール査定やLINE査定を上手く活用しましょう。

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