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小さすぎて買い取ってもらえないんじゃないかと考える人が多いメレダイヤモンド。実際はどうなのでしょうか?気になるメレダイヤモンドの買取についてまとめました。
買取は可能です。どれだけ小さなメレダイヤモンドでも、輝きやカッティングによっては立派なダイヤモンドだと高評価を受けて、高く買い取ってもらえる可能性があります。
特に、ジュエリー専門で買取を行っているお店であれば、小さなダイヤモンドでも有効活用できるルーツを持っていることが多いもの。買い取ってくれる取引先が多い分、買い取ってくれるダイヤモンドの幅も広がるのです。
0.2ct以下と通常のダイヤモンドと比べると遥かに小さなメレダイヤモンド。国や鑑定機関によって基準が異なるため、0.03ct以下だったり、0.3ct以下だったりと、メレダイヤモンドの定義は異なります。
メレダイヤモンドの名前の由来はフランス語の「Melee(メレー)」。メレーにはもともと「ごった返した~」という意味があり、たくさんの小さなダイヤモンドが敷き詰められた様子から「メレ」と呼ばれるようになり、だんだん小さなダイヤモンドを指す言葉へ変化していきました。
前述のとおり、メレダイヤに明確な定義はありません。ですが、一般的には0.2ct未満の小さなダイヤモンドのことをメレダイヤと呼びます。宝石業者のなかでは、0.02~0.08カラットのダイヤモンドを「メレ」、0.08~0.2カラットを「ラージメレ」など、カラット数によってより細かく区別することもあります。
メレダイヤは指輪やブレスレット以外にも、腕時計や髪飾り、着物の帯留めなどにも用いられます。
また、1粒で使用されることはほとんどありません。メインとなるダイヤモンドをより引き立たせるため左右に装飾としてあしらったり、すき間なくメレダイヤを敷き詰めたデザインの「パヴェセッティング」や、同じサイズのメレダイヤモンドでリングなどを1周させた「エタニティ」などに用いられることがほとんどです。
0.1ct未満のメレダイヤモンドであれば、12,000円~35,000円が相場になります。もちろんメレダイヤモンドの品質にも大きく影響されます。高品質なダイヤモンドの証であるハート&キューピッドが確認できるものであれば、高い価格が設定されることもあるでしょう。
メレダイヤは通常装飾品として使われるため、メレダイヤ単体の鑑定書はほぼありません。メインとなる宝石の鑑定書がある場合は、鑑定書を持参したほうが高値がつきやすい可能性があるので、忘れずに持っていくようにしましょう。また0.3カラット程度の大きめのメレダイヤモンドが数粒使われている場合は、鑑定書が付いている可能性があります。
そのほか、ピンクダイヤやイエローダイヤなど色つきのメレダイヤは買取額が高くなる傾向にあります。特殊なカット法として知られる「プリンセスカット」が施されたメレダイヤも、アクセサリーへの転用が可能となるため、買取価格に期待ができます。
高く買い取ってもらうなら、以下3点を意識しましょう。
ジュエリーは売ると決めているなら早めに売ることをおすすめします。理由はデザインには流行があるためです。以前は流行っていて誰もが好ましいと思っていたジュエリーも、時が経てば古臭く感じてしまうもの。需要があるうちに売ってしまうのが高く買い取ってもらえます。
ダイヤモンドは固くて傷つかないと言っても、荒く扱えば表面に細かい傷はつきますし、圧力や衝撃を与えれば簡単に割れてしまいます。メレダイヤモンドは小さい分、そういった衝撃を受けると割れてしまうことも。売れない物にならないよう、大切に扱いましょう。
いくら質の良いメレダイヤモンドでも、お金を出す業者がポンコツだと意味がありません。鑑定する目に信頼性のある業者を選びましょう。
業者によっては独自の取引ツールを開拓しており、相場よりも高く買い取ってくれる可能性もあります。