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ダイヤモンドに付いてくるソーティングメモとは?

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ダイヤモンドを購入した際に付いてくる鑑定書以外に、ソーティングメモが付いていることを知っていますか?ここではソーティングメモについてまとめているので、ダイヤモンドを購入する際に参考にしてください。

ダイヤモンドのソーティングメモとは?

ダイヤモンドを購入した際に付いてくる鑑定書(グレーディングレポート)や鑑別書を見たことがある方は多いと思います。しかし、「ソーティングメモ」があることを知らないという方もいるはず。

ソーティングメモは、ダイヤモンドを購入すると付いてくる、小さいカードタイプもしくはビニールタイプの文字が記載されたものです。鑑定書とほとんど変わりませんが、鑑定書のようにダイヤモンドの情報を詳しく記載しているものではなく、情報を一部要約したようなもの。ソーティングナンバー・発行日・カラット・ロゴなどの情報がぎっしり詰まっているのが特徴です。必要最低限の情報をぱっと認識できることから、業者間で取引する際に使われることも多いようです。

ソーティングメモと鑑定書の違い

ソーティングメモは鑑定書のように冊子になっていません。小袋にそのままダイヤモンドに関する情報が記載されているタイプのものから、小さなカードに情報がまとめられているカードタイプのものも。ダイヤモンドの写真・アングルなども一切記載されていません。ただ、鑑定書とソーティングメモは実質的には同じもの。鑑定書はカットのグレードの高さやダイヤの形など情報量が多い、存在するだけで見栄えが良いメリットはありますが、ソーティングメモだけでも十分な情報は得られるでしょう。

また、鑑定書はダイヤモンドにしか発行されないのに対し、ソーティングメモはルビーやサファイアなどダイヤモンド以外の宝石にも使用されます。

ダイヤモンドソーティングメモの見方

ソーティングナンバー

アルファベット1文字+数字7桁が記載されています。

発行日

アルファベット1文字+数字6桁(月/日/西暦の下2桁)が記載されています。

カラット

ダイヤモンドの重量が記載されています。1カラット=0.2gで、小数点第3位まで表記。

トリプルエクセレントとハート&キューピットロゴ

3EXと書かれたダイヤのマークとH&Cのマークが記載されています。両方記載されていることもあれば、1つしか記載されていないこともあります。

カラー

ダイヤモンドのカラーグレードが記載されています。

マスターストーンナンバー

カラーグレードの横に記載されているナンバーです。「JJA/AGL認定No〇〇」と表記されています。

※JJAは一般社団法人日本ジュエリー協会、AGLは一般社団法人宝石鑑別団体協議会の意味です。

Color Origin(色の起源)

天然かそうでないかが記載されています。(NATURAL(天然)/HPHT PROCESSED/人為的照射/高温高圧プロセス・人為的照射/UNDETERMINED)

クラリティ

内包物の多さが記載されています。FL~13の11クラスで表記。

GIA基準に準拠

ダイヤグレーティングの基準が記載されています。

カット

カットの総合評価が記載されています。Excellent~Poorの5段階で評価。

サイズ

最小から最大の直径と深さが記載されています。

Fluo.(蛍光性)

長波紫外線による反応の強弱が記載されています。

枠外

イレギュラーな内容が記載されています。

QRコード

ダイヤモンドの情報が2次元バーコードで読み取ることができます。

ソーティングメモのまとめ

ソーティングメモとは、ダイヤモンドを購入するときに付いてくる小さなカードです。鑑定書と同じように見えますが、一部情報を要約しているので、簡易的な鑑定書となっています。必要最低限の情報が記載されていることから、業者の間で取引されることが多いようです。

また、ソーティングメモはルビーやサファイアなどのダイヤモンド以外の宝石にも使用されることもあります。ソーティングメモは鑑定書と同じ内容と効力を持つので、無くさずに大事に保管しておくことが大切です。

将来、ダイヤモンドを売却したいと思った時に、ソーティングメモや鑑定書があるとスムーズに手続きを進めることができますよ。

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